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SecurityElement クラス

セキュリティ オブジェクトのエンコーディング用の XML オブジェクト モデルを表します。このクラスは継承できません。

この型のすべてのメンバの一覧については、SecurityElement メンバ を参照してください。

System.Object
   System.Security.SecurityElement

<Serializable>
NotInheritable Public Class SecurityElement
[C#]
[Serializable]
public sealed class SecurityElement
[C++]
[Serializable]
public __gc __sealed class SecurityElement
[JScript]
public
   Serializable
class SecurityElement

スレッドセーフ

この型の public static (Visual Basicでは Shared) のすべてのメンバは、マルチスレッド操作で安全に使用できます。インスタンスのメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。

解説

このクラスは、一般 XML オブジェクト モデルとして使用するのではなく、セキュリティ システム内で使用するための単純な XML オブジェクト モデルの簡易実装を目的としています。このドキュメントでは、XML の基本的な知識があることを前提にしています。

要素に対する単純な XML オブジェクト モデルは、次に示す部分から構成されます。

  • タグは要素名です。
  • 属性は、要素の 0 個以上の名前/値属性ペアです。
  • 子は、 <tag></tag> 内で入れ子になった 0 個以上の要素です。

属性ベースの XML 表記を使用して、セキュリティ要素とその値を表現することを強くお勧めします。つまり、要素のプロパティを属性として表現し、プロパティ値を属性値として表現します。タグ内のテキストは入れ子にしないでください。任意の <tag>text</tag> 表現で、通常、 <tag value="text"/> 型の表現を利用できます。属性ベースの XML 表記を使用すると、読みやすくなり、生成される XML シリアル化を簡単に WMI に移植できます。

属性の名前は、1 文字以上にする必要があり、 null 参照 (Visual Basic では Nothing) にはできません。要素ベースの値形式を使用する場合、 null 参照 (Nothing) テキスト文字列の要素は、 <tag/> 形式で表現します。それ以外の場合、テキストは <tag> トークンと </tag> トークンで区切ります。どちらの書式も、存在する場合に表示される属性と結合できます。

要素のタグ、属性、およびテキストが存在する場合は、常に大文字と小文字が区別されます。XML 書式には、必要に応じて引用符とエスケープ文字が含まれます。XML での使用が無効な文字を含む文字列値を使用すると、 ArgumentException が発生します。これらの規則は、すべてのプロパティとメソッドに適用されます。

メモ   パフォーマンス上の理由から、要素を XML テキスト書式にエンコードする場合にだけ文字の有効性を確認しますが、プロパティまたはメソッドのすべてのセットでは確認しません。静的メソッドを使用すると、必要に応じて明示的に確認できます。

必要条件

名前空間: System.Security

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

アセンブリ: Mscorlib (Mscorlib.dll 内)

参照

SecurityElement メンバ | System.Security 名前空間