BYOT クラス
COM+ ByotServerEx クラスと COM+ DTC インターフェイス ICreateWithTransactionEx および ICreateWithTipTransactionEx をラップします。このクラスは継承できません。
この型のすべてのメンバの一覧については、BYOT メンバ を参照してください。
System.Object
System.EnterpriseServices.BYOT
NotInheritable Public Class BYOT
[C#]
public sealed class BYOT
[C++]
public __gc __sealed class BYOT
[JScript]
public class BYOT
スレッドセーフ
この型の public static (Visual Basicでは Shared) のすべてのメンバは、マルチスレッド操作で安全に使用できます。インスタンスのメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。
解説
BYOT (Bring Your Own Transaction) では、外部トランザクションを使用してコンポーネントを作成したり、コンポーネントに外部トランザクションを継承させることができます。つまり、トランザクションが関連付けられていないコンポーネントでも、トランザクションを取得できます。COM+ では、既存の任意の DTC トランザクションまたは TIP トランザクションを、新しいコンポーネントのコンテキストのトランザクション プロパティに設定できます。これにより、TP モニタ、OTS、または DBMS で有効期間が制御されるトランザクションに、COM+ コンポーネントを関連付けることができます。
BYOT トランザクションの使用には注意が必要です。このトランザクションを使用すると、複数の同期ドメインにまたがるトランザクションが発生する場合があります。つまり、別のトランザクションとの並列処理が許可され、デッドロック状態が発生することを意味します。
ビジネス コンポーネントのライタのプログラミング モデルには、 BYOT トランザクションではなく自動トランザクションをお勧めします。
必要条件
名前空間: System.EnterpriseServices
プラットフォーム: Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
アセンブリ: System.Enterpriseservices (System.Enterpriseservices.dll 内)