コード表示ブロック
コード表示ブロックは、ページが表示されるときに実行されるインライン コードやインライン式を定義します。コード表示ブロックのインライン コードとインライン式の使用方法は次のとおりです。インライン コードは、コードの独立した行やブロックを定義する場合に使用します。インライン式は、Write メソッドを呼び出すためのショートカットとして使用します。
<% inline code %>
<%=inline expression %>
解説
コード表示ブロックの内部に一連の文字 %> を含めると、コンパイル エラーが発生します。この一連の文字は、コード表示ブロックを閉じる場合にだけ使用できます。たとえば、次のコードはエラーになります。
<%@ page language="C#" %>
<%
Response.Write(" %>");
%>
<%@ page language="VB" %>
<%
Response.Write("%>)
%>
このエラーを回避するには、次のコード例に示すように、これら一連の文字を含んだ文字列を作成します。
<%@ page language="C#" %>
<%
String s = "%" + ">";
Response.Write(s);
%>
<%@ page language="VB" %>
<%
Dim s as String
s = "%" & ">"
Response.Write(s)
%>
注意
Active Server Pages (ASP) とは異なり、ASP.NET では、コード表示ブロック内部 (<% タグと %> タグの間) で関数やサブルーチンを宣言しても無効になります。
使用例
コード表示ブロックを使って、同じ HTML テキストを一連の異なるフォント サイズで表示するコード例を次に示します。
<% for (int i=0; i<10; i++) { %>
<font size="<%=i %>"> Hello World! </font>
<% } %>
<% Dim I as Integer
For I=0 to 9 %>
<font size="<%=i%>"> Hello World! </font>
<% Next %>