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Form.Opacity プロパティ

フォームの不透明度を取得または設定します。

Public Property Opacity As Double
[C#]
public double Opacity {get; set;}
[C++]
public: __property double get_Opacity();public: __property void set_Opacity(double);
[JScript]
public function get Opacity() : double;public function set Opacity(double);

プロパティ値

フォームの不透明度。既定値は 1.00 です。

解説

このプロパティを使用すると、フォームとそのコントロールの透明度を指定できます。このプロパティは、 TransparencyKey で指定される透明度とは異なります。 TransparencyKey プロパティの場合は、フォームとコントロールの色がこのプロパティで指定した色と同じ場合に、それらのフォームとプロパティを完全に透明にするだけです。このプロパティが 100% (1.00) 未満の値に設定されると、境界線を含むフォーム全体の透明度が上がります。このプロパティが 0% (0.00) の値に設定されると、フォームは完全に見えなくなります。このプロパティを使用して、さまざまな透明度を指定することや、フォームを徐々に見えるようにしたり見えなくなるようにしたりする効果を指定できます。たとえば、フォームが徐々に見えるようにするためには、 Opacity プロパティを 0% (0.00) の値に設定し、100% (1.00) に達するまで値を徐々に増やしていきます。

Windows 2000, Windows Server 2003 ファミリ プラットフォームに関する注意点: このプロパティは、レイヤード ウィンドウを表示できないプラットフォームでは無効です。

使用例

[Visual Basic, C#, C++] 不透明度 75% で表示されるフォームを作成する方法を次の例に示します。このコード例では、新しいフォームを画面の中央に作成し、 Opacity プロパティを設定してフォームの不透明度を変更します。また、既定のサイズのフォームより大きなフォームを作成するように、 Size プロパティも設定します。この例は、この例で定義されているメソッドが別のフォームからイベント ハンドラか他のメソッドで呼び出されることを前提にしています。

 
Private Sub CreateMyOpaqueForm()
   ' Create a new form.
   Dim form2 As New Form()
   ' Set the text displayed in the caption.
   form2.Text = "My Form"
   ' Set the opacity to 75%.
   form2.Opacity = 0.75
   ' Size the form to be 300 pixels in height and width.
   form2.Size = New Size(300, 300)
   ' Display the form in the center of the screen.
   form2.StartPosition = FormStartPosition.CenterScreen

   ' Display the form as a modal dialog box.
   form2.ShowDialog()
End Sub

[C#] 
private void CreateMyOpaqueForm()
{
   // Create a new form.
   Form form2 = new Form();
   // Set the text displayed in the caption.
   form2.Text = "My Form";
   // Set the opacity to 75%.
   form2.Opacity = .75;
   // Size the form to be 300 pixels in height and width.
   form2.Size = new Size(300,300);
   // Display the form in the center of the screen.
   form2.StartPosition = FormStartPosition.CenterScreen;

   // Display the form as a modal dialog box.
   form2.ShowDialog();
}

[C++] 
private:
   void CreateMyOpaqueForm()
   {
      // Create a new form.
      Form* form2 = new Form();
      // Set the text displayed in the caption.
      form2->Text = S"My Form";
      // Set the opacity to 75%.
      form2->Opacity = .75;
      // Size the form to be 300 pixels in height and width.
      form2->Size = System::Drawing::Size(300,300);
      // Display the form in the center of the screen.
      form2->StartPosition = FormStartPosition::CenterScreen;

      // Display the form as a modal dialog box.
      form2->ShowDialog();
   }

[JScript] JScript のサンプルはありません。Visual Basic、C#、および C++ のサンプルを表示するには、このページの左上隅にある言語のフィルタ ボタン 言語のフィルタ をクリックします。

必要条件

プラットフォーム: Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

参照

Form クラス | Form メンバ | System.Windows.Forms 名前空間 | TransparencyKey