HttpStatusCode 列挙体
HTTP で定義されたステータス コードの値を格納します。
<Serializable>
Public Enum HttpStatusCode
[C#]
[Serializable]
public enum HttpStatusCode
[C++]
[Serializable]
__value public enum HttpStatusCode
[JScript]
public
Serializable
enum HttpStatusCode
解説
HttpStatusCode 列挙体には、『RFC 2616 for HTTP 1.1』で定義されたステータス コードの値が格納されます。
HTTP 要求のステータスは、 HttpWebResponse.StatusCode プロパティに格納されます。
メンバ
メンバ名 | 説明 |
---|---|
Accepted
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 202 と等価です。 Accepted は、要求が追加の処理のために受け入れられたことを示します。 |
Ambiguous
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 300 と等価です。 Ambiguous は、要求された情報に複数の表現があることを示します。既定のアクションでは、このステータスをリダイレクトとして扱い、この応答と関連付けられた Location ヘッダーの内容に従います。
HttpWebRequest.AllowAutoRedirect プロパティが false の場合、 Ambiguous によって例外がスローされます。 Ambiguous は MultipleChoices のシノニムです。 |
BadGateway
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 502 と等価です。 BadGateway は、中間プロキシ サーバーが別のプロキシまたは元のサーバーから無効な応答を受け取ったことを示します。 |
BadRequest
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 400 と等価です。 BadRequest は、サーバーが要求を理解できないことを示します。 BadRequest は、他のエラーが適用されない場合や、正確なエラーを確認できないか、独自のエラー コードがない場合に送信されます。 |
Conflict
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 409 と等価です。 Conflict は、サーバー上の競合のために要求を実行できないことを示します。 |
Continue
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 100 と等価です。 Continue は、クライアントが要求を継続できることを示します。 |
Created
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 201 と等価です。 Created は、応答が送信される前に、要求によって新しいリソースが作成されたことを示します。 |
ExpectationFailed
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 417 と等価です。 ExpectationFailed は、サーバーが Expect ヘッダーで指定された要求を満たすことができないことを示します。 |
Forbidden
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 403 と等価です。 Forbidden は、サーバーが要求の実行を拒否していることを示します。 |
Found
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 302 と等価です。 Found は、要求された情報が Location ヘッダーで指定される URI にあることを示します。このステータスを受信したときの既定のアクションは、応答に関連付けられている Location ヘッダーの追跡です。元の要求メソッドが POST の場合、リダイレクトされた要求は GET メソッドを使用します。
HttpWebRequest.AllowAutoRedirect プロパティが false に設定されている場合は、 Found によって例外がスローされます。 Found は Redirect のシノニムです。 |
GatewayTimeout
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 504 と等価です。 GatewayTimeout は、中間プロキシ サーバーが別のプロキシまたは元のサーバーからの応答を待機している間にタイムアウトしたことを示します。 |
Gone
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 410 と等価です。 Gone は、要求されたリソースが利用できないことを示します。 |
HttpVersionNotSupported
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 505 と等価です。 HttpVersionNotSupported は、要求された HTTP バージョンがサーバーでサポートされていないことを示します。 |
InternalServerError
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 500 と等価です。 InternalServerError は、サーバーで一般的なエラーが発生したことを示します。 |
LengthRequired
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 411 と等価です。 LengthRequired は、必要な Content-length ヘッダーがないことを示します。 |
MethodNotAllowed
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 405 と等価です。 MethodNotAllowed は、要求メソッド (POST または GET) が要求リソースで許可されていないことを示します。 |
Moved
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 301 と等価です。 Moved は、要求された情報が Location ヘッダーで指定される URI に移動したことを示します。このステータスを受信したときの既定のアクションは、応答に関連付けられている Location ヘッダーの追跡です。元の要求メソッドが POST の場合、リダイレクトされた要求は GET メソッドを使用します。
Moved は MovedPermanently のシノニムです。 |
MovedPermanently
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 301 と等価です。 MovedPermanently は、要求された情報が Location ヘッダーで指定される URI に移動したことを示します。このステータスを受信したときの既定のアクションは、応答に関連付けられている Location ヘッダーの追跡です。
MovedPermanently は Moved のシノニムです。 |
MultipleChoices
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 300 と等価です。 MultipleChoices は、要求された情報に複数の表現があることを示します。既定のアクションでは、このステータスをリダイレクトとして扱い、この応答と関連付けられた Location ヘッダーの内容に従います。
HttpWebRequest.AllowAutoRedirect プロパティが false に設定されている場合は、 MultipleChoices によって例外がスローされます。 MultipleChoices は Ambiguous のシノニムです。 |
NoContent
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 204 と等価です。 NoContent は、要求が正常に処理され、応答が意図的に空白になっていることを示します。 |
NonAuthoritativeInformation
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 203 と等価です。 NonAuthoritativeInformation は、返されたメタ情報が、元のサーバーではなくキャッシュされたコピーから取得されたもので、正しくない可能性があることを示します。 |
NotAcceptable
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 406 と等価です。 NotAcceptable は、クライアントが Accept ヘッダーでリソースの利用可能な任意の表現を受け入れないことを指定していることを示します。 |
NotFound
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 404 と等価です。 NotFound は、要求されたリソースがサーバーに存在していないことを示します。 |
NotImplemented
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 501 と等価です。 NotImplemented は、サーバーが要求された機能をサポートしていないことを示します。 |
NotModified
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 304 と等価です。 NotModified は、クライアントのキャッシュされたコピーが最新のものであることを示します。リソースの内容は転送されません。 |
OK
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 200 と等価です。 OK は、要求が成功し、要求された情報が応答で返されたことを示します。これは受信される最も一般的なステータス コードです。 |
PartialContent
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 206 と等価です。 PartialContent は、応答が GET 要求によって要求された応答の一部であることを示します。これにはバイト範囲が含まれます。 |
PaymentRequired
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 402 と等価です。 PaymentRequired は、今後の使用のために予約されています。 |
PreconditionFailed
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 412 と等価です。 PreconditionFailed は、この要求で設定された条件が満たされず、要求を実行できないことを示します。条件は、If-Match、If-None-Match、If-Unmodified-Since などの条件要求ヘッダーで設定します。 |
ProxyAuthenticationRequired
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 407 と等価です。 ProxyAuthenticationRequired は、要求されたプロキシが認証を要求することを示します。Proxy-authenticate ヘッダーには、認証を実行する方法の詳細が格納されます。 |
Redirect
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 302 と等価です。 Redirect は、要求された情報が Location ヘッダーで指定される URI にあることを示します。このステータスを受信したときの既定のアクションは、応答に関連付けられている Location ヘッダーの追跡です。元の要求メソッドが POST の場合、リダイレクトされた要求は GET メソッドを使用します。
HttpWebRequest.AllowAutoRedirect プロパティが false に設定されている場合は、 Redirect によって例外がスローされます。 Redirect は Found のシノニムです。 |
RedirectKeepVerb
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 307 と等価です。 RedirectKeepVerb は、要求された情報が Location ヘッダーで指定される URI にあることを示します。このステータスを受信したときの既定のアクションは、応答に関連付けられている Location ヘッダーの追跡です。元の要求メソッドが POST の場合、リダイレクトされた要求も POST メソッドを使用します。
HttpWebRequest.AllowAutoRedirect プロパティが false に設定されている場合は、 RedirectKeepVerb によって例外がスローされます。 RedirectKeepVerb は TemporaryRedirect のシノニムです。 |
RedirectMethod
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 303 と等価です。 RedirectMethod は、POST の結果として、Location ヘッダーで指定された URI にクライアントを自動的にリダイレクトします。Location ヘッダーで指定されるリソースへの要求は、GET で行います。
HttpWebRequest.AllowAutoRedirect プロパティが false に設定されている場合は、 RedirectMethod によって例外がスローされます。 RedirectMethod は SeeOther のシノニムです。 |
RequestedRangeNotSatisfiable
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 416 と等価です。 RequestedRangeNotSatisfiable は、リソースから要求されたデータの範囲を返すことができないことを示します。その原因は、範囲の先頭がリソースの先頭より前であるか、範囲の末尾がリソースの末尾より後ろであるかのいずれかです。 |
RequestEntityTooLarge
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 413 と等価です。 RequestEntityTooLarge は、要求が大きすぎて、サーバーで処理できないことを示します。 |
RequestTimeout
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 408 と等価です。 RequestTimeout は、サーバーが要求を予期している時間内にクライアントが要求を送信しなかったことを示します。 |
RequestUriTooLong
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 414 と等価です。 RequestUriTooLong は、URI が長すぎることを示します。 |
ResetContent
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 205 と等価です。 ResetContent は、クライアントが現在のリソースを再び読み込むのではなく、リセットする必要があることを示します。 |
SeeOther
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 303 と等価です。 SeeOther は、POST の結果として、Location ヘッダーで指定された URI にクライアントを自動的にリダイレクトします。Location ヘッダーで指定されるリソースへの要求は、GET で行います。
HttpWebRequest.AllowAutoRedirect プロパティが false に設定されている場合は、 SeeOther によって例外がスローされます。 SeeOther は RedirectMethod のシノニムです。 |
ServiceUnavailable
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 503 と等価です。通常、 ServiceUnavailable は、高い負荷または保守のため、サーバーを一時的に利用できないことを示します。 |
SwitchingProtocols
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 101 と等価です。 SwitchingProtocols は、プロトコル バージョンまたはプロトコルが変更されていることを示します。 |
TemporaryRedirect
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 307 と等価です。 TemporaryRedirect は、要求された情報が Location ヘッダーで指定される URI にあることを示します。このステータスを受信したときの既定のアクションは、応答に関連付けられている Location ヘッダーの追跡です。元の要求メソッドが POST の場合、リダイレクトされた要求も POST メソッドを使用します。
HttpWebRequest.AllowAutoRedirect プロパティが false に設定されている場合は、 TemporaryRedirect によって例外がスローされます。 TemporaryRedirect は RedirectKeepVerb のシノニムです。 |
Unauthorized
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 401 と等価です。 Unauthorized は、要求されたリソースが認証を要求することを示します。WWW-Authenticate ヘッダーには、認証を実行する方法の詳細が格納されます。 |
UnsupportedMediaType
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 415 と等価です。 UnsupportedMediaType は、その要求の種類がサポートされていないことを示します。 |
Unused
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 306 と等価です。 Unused は、作成中の HTTP/1.1 仕様の拡張案です。 |
UseProxy
.NET Compact Framework でもサポート。 |
HTTP ステータス 305 と等価です。 UseProxy は、要求が Location ヘッダーで指定される URI でプロキシ サーバーを使用する必要があることを示します。 |
使用例
HttpWebResponse によって返されるステータスと HttpStatusCode クラスのメンバを比較して、応答のステータスを判断する例を次に示します。
Dim httpReq As HttpWebRequest = CType(WebRequest.Create("https://www.contoso.com"), HttpWebRequest)
httpReq.AllowAutoRedirect = False
Dim httpRes As HttpWebResponse = CType(httpReq.GetResponse(), HttpWebResponse)
If httpRes.StatusCode = HttpStatusCode.Moved Then
' Code for moved resources goes here.
End If
httpRes.Close()
[C#]
HttpWebRequest httpReq = (HttpWebRequest)WebRequest.Create("https://www.contoso.com");
httpReq.AllowAutoRedirect = false;
HttpWebResponse httpRes = (HttpWebResponse)httpReq.GetResponse();
if (httpRes.StatusCode==HttpStatusCode.Moved)
{
// Code for moved resources goes here.
}
// Close the response.
httpRes.Close();
[C++]
HttpWebRequest* httpReq = dynamic_cast<HttpWebRequest*>(WebRequest::Create(S"https://www.contoso.com"));
httpReq->AllowAutoRedirect = false;
HttpWebResponse* httpRes = dynamic_cast<HttpWebResponse*>(httpReq->GetResponse());
if (httpRes->StatusCode==HttpStatusCode::Moved)
{
// Code for moved resources goes here.
}
// Close the response.
httpRes->Close();
[JScript]
var httpReq : HttpWebRequest = HttpWebRequest(WebRequest.Create("https://www.contoso.com"))
httpReq.AllowAutoRedirect = false
var httpRes : HttpWebResponse = HttpWebResponse(httpReq.GetResponse())
if(httpRes.StatusCode == HttpStatusCode.Moved){
// Code for moved resources goes here.
}
httpRes.Close()
必要条件
名前空間: System.Net
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET
アセンブリ: System (System.dll 内)