System.Management による管理情報へのアクセス
System.Management 名前空間は、.NET Framework 内の WMI 名前空間です。この名前空間は、WMI の操作をサポートする次のような第 1 レベルのクラス オブジェクトを含んでいます。
- ManagementObject または ManagementClass: 単一の管理オブジェクトまたは管理クラスです。
- ManagementObjectSearcher: ManagementObject オブジェクトまたは ManagementClass オブジェクトのコレクションを、指定したクエリまたは列挙に基づいて取得するために使用されます。
- ManagementEventWatcher: WMI からのイベント通知にサブスクライブするために使用されます。
- ManagementQuery: すべてのクエリ クラスの基礎として使用されます。
System.Management クラスを使用するためのコーディングのパラダイムは .NET Framework 環境で通常使用されているものと同じです。また WMI は、標準の基本フレームワークを使用できる場合は常に使用します。たとえば、WMI は .NET コレクション クラスのパラダイムを利用して、.NET の非同期操作のための "デリゲート" パターンのような推奨されているコーディング パターンを使用します。したがって、.NET Framework を使用する開発者は、既に持っている知識を利用してコンピュータまたはアプリケーションに関する管理情報にアクセスできます。
参照
WMI によるアプリケーションの管理 | 管理オブジェクトのコレクションの取得 | 管理情報のクエリ | 管理イベントへのサブスクライブと管理イベントの処理 | 管理オブジェクトのメソッドの実行 | リモート管理と接続オプション | 厳密に型指定されたオブジェクトの使用