TCP/UDP
アプリケーションで伝送制御プロトコル (TCP : Transmission Control Protocol) サービスやユーザー データグラム プロトコル (UDP : User Datagram Protocol) サービスを使用するには、TcpClient クラス、TcpListener クラス、および UdpClient クラスを使用します。これらのプロトコル クラスは、System.Net.Sockets.Socket クラスの上位に構築され、データ伝送の詳細を制御します。
これらのプロトコル クラスは、Socket クラスの同期メソッドを使用して、状態情報を維持したり、プロトコル固有ソケットの設定についての詳細に対応したりする必要のない、ネットワーク サービスへの簡単で直接的なアクセスを提供します。非同期の Socket メソッドを使用するには、NetworkStream クラスが提供する非同期メソッドを使用します。Socket クラスの機能のうち、プロトコル クラスによっては公開されない機能にアクセスするには、Socket クラスを使用する必要があります。
TcpClient および TcpListener は、NetworkStream クラスを使用してネットワークを表します。GetStream メソッドを使用してネットワーク ストリームを取得し、続いてそのストリームの Read メソッドおよび Write メソッドを呼び出すことができます。NetworkStream は、プロトコル クラスの元になっているソケットを所有していないため、終了してもソケットに影響することはありません。
UdpClient クラスは、UDP データグラムを保持するためにバイト配列を使用します。ネットワークにデータを送信するには Send メソッドを使用し、着信データグラムを受信するには Receive メソッドを使用します。
参照
概念
TCP サービスの使用
UDP サービスの使用
ネットワークでのストリームの使用
非同期サーバー ソケットの使用
非同期クライアント ソケットの使用
アプリケーション プロトコルの使用