マネージ コードでの COM 型の使用
アセンブリで定義された COM 型は、他のマネージ型と同様に扱うことができます。マネージ クライアントでは、通常の方法で COM 型の新しいインスタンスを生成し、他のマネージ クラスの場合と同じ方法で、メタデータからクラス情報を取得できます。メソッドの構文は、他のマネージ クラスの場合と同様に、オブジェクト ビューアで検査するか、またはリフレクションを使って取得できます。COM オブジェクトがエラーの HRESULT を返した場合、.NET クライアントはそれに対応する例外をキャッチします。
実行中の COM オブジェクトへの参照の取得および解放は、他の実行中のマネージ オブジェクトへの参照の取得および解放と同様です。.NET クライアントが COM オブジェクトへの参照を取得したり解放したりすると、ランタイムは、他の COM クライアントが行うのと同様に、COM オブジェクトの参照カウントを保持します。また、.NET クライアントは、他のマネージ サーバー オブジェクトに対する場合と同様に、そのオブジェクトをガベージ コレクションの対象と見なします。
このセクションのトピックに関連するコード サンプルについては、「COM 相互運用機能のサンプル : .NET クライアントおよび COM サーバー」を参照してください。
参照
概念
.NET Framework への COM コンポーネントの公開
COM 型のアセンブリの検査
COM オブジェクトのアクティブ化
メソッド、プロパティ、イベントの呼び出し
COM ラッパー