自動トランザクション処理
自動トランザクション処理は、COM+ によって提供されるサービスです。このサービスを使用すると、実行時にトランザクションに参加させるクラスをデザイン時に設定できます。このサービスを使用するには、System.EnterpriseServices.ServicedComponent クラスから直接または間接的にクラスを派生させる必要があります。.NET Framework 開発者が利用できるトランザクション処理オプションの詳細については、「トランザクション処理」を参照してください。
トランザクション タイムアウト
COM+ では、トランザクションを要求するクラスごとに、異なるトランザクション タイムアウトを指定できます。この機能を使用すると、たとえば、長時間実行のバッチ ストアド プロシージャを許可しているにもかかわらず、短時間のトランザクションを適用するなどの矛盾したタイムアウトを解決できます。
トランザクション タイムアウト値を指定しなかった場合は、コンピュータのシステム全体に適用されるタイムアウト値が使用されます。トランザクション タイムアウトは、秒単位で計測される整数値です。トランザクション タイムアウトを 10 秒に設定する方法を次の例で示します。
<Transaction(TransactionOption.Required, _ Isolation := TransactionIsolationLevel.Serializable, Timeout := 10)>
[C#]
[Transaction(TransactionOption.Required, Isolation=TransactionIsolationLevel.Serializable, Timeout=10)]
参照
利用可能な COM+ サービスの概要 | トランザクション処理の基本 | System.EnterpriseServices