OleDbLiteral 列挙体
テキスト コマンド、データ値、およびデータベース オブジェクトで使用されるリテラルの情報を返します。
<Serializable>
Public Enum OleDbLiteral
[C#]
[Serializable]
public enum OleDbLiteral
[C++]
[Serializable]
__value public enum OleDbLiteral
[JScript]
public
Serializable
enum OleDbLiteral
解説
OleDbLiteral 列挙体は、次のカテゴリのリテラル情報を返します。
カテゴリ | 戻り値 |
---|---|
テキスト コマンドで使用される特殊文字または文字列 (識別子を囲むための文字など)。 | 文字または文字列。 |
リテラル データ値 (SQL ステートメントの文字リテラルなど)。 | 文字単位でのリテラルの最大長、リテラルで使用できない文字の一覧、およびリテラルの最初の文字として使用できない文字の一覧。 |
データベース オブジェクトの名前 (列またはテーブルなど)。 | 文字単位での名前の最大長、名前で使用できない文字の一覧、および名前の最初の文字として使用できない文字の一覧。 |
多次元制限列。 | データ ソースから利用できるキューブ、次元、階層、レベル、およびメンバに関する情報を返し、検索パターンではなくリテラルとして扱われる制限値。 |
OleDbLiteral 列挙体のメンバの大部分は、DBLITERALINFO 構造体で返される OLE DB DBLITERAL 値のいずれかに割り当てられます。
多次元制限列は、スキーマ オブジェクトのメンバで、IDBSchemaRowset インターフェイスで使用される OLE DB for OLAP に割り当てられます。詳細については、『OLE DB Programmer's Reference』の「OLE DB for OLAP Concepts」を参照してください。
指定したリテラル情報がサポートされず、返すことができない場合は、 NotSupportedException が生成されます。
メンバ
メンバ名 | 説明 |
---|---|
Binary_Literal | テキスト コマンド内のバイナリ リテラル。 Binary_Literal は、DBLITERAL_BINARY_LITERAL に割り当てられます。 |
Catalog_Name | テキスト コマンド内のカタログ名。 Catalog_Name は、DBLITERAL_CATALOG_NAME に割り当てられます。 |
Catalog_Separator | テキスト コマンド内でカタログ名と他の識別子とを区切る文字。 Catalog_Separator は、DBLITERAL_CATALOG_SEPARATOR に割り当てられます。 |
Char_Literal | テキスト コマンド内の文字リテラル。 Char_Literal は、DBLITERAL_CHAR_LITERAL に割り当てられます。 |
Column_Alias | テキスト コマンド内の列エイリアス。 Column_Alias は、DBLITERAL_COLUMN_ALIAS に割り当てられます。 |
Column_Name | テキスト コマンドまたはデータ定義インターフェイス内で使用される列名。 Column_Name は、DBLITERAL_COLUMN_NAME に割り当てられます。 |
Correlation_Name | テキスト コマンド内の相関名 (テーブル エイリアス)。 Correlation_Name は、DBLITERAL_CORRELATION_NAME に割り当てられます。 |
Cube_Name | スキーマ (プロバイダがスキーマをサポートしていない場合はカタログ) 内のキューブの名前。 |
Cursor_Name | テキスト コマンド内のカーソル名。 Cursor_Name は、DBLITERAL_CURSOR_NAME に割り当てられます。 |
Dimension_Name | 次元の名前。次元が複数のキューブの一部である場合は、キューブと次元の組み合わせごとに 1 つの行が存在します。 |
Escape_Percent_Prefix | DBLITERAL_LIKE_PERCENT リテラル用に返される文字をエスケープするための、LIKE 句で使用される文字。たとえば、0 個以上の文字と一致するパーセント記号 (%) を使用し、このエスケープ文字がバックスラッシュ (\) の場合、abc\%% という文字列は、abc% で始まるすべての文字値と一致します。一部の SQL 地域言語は、この値をオーバーライドするために使用できる句 (ESCAPE 句) をサポートしています。 Escape_Percent_Prefix は、DBLITERAL_ESCAPE_PERCENT_PREFIX に割り当てられます。 |
Escape_Percent_Suffix | DBLITERAL_LIKE_PERCENT リテラル用に返される文字のサフィックスとして使用されるエスケープ文字。たとえば、0 個以上の文字と一致するパーセント記号 (%) を使用し、角かっこで囲んでパーセント記号をエスケープする場合、DBLITERAL_ESCAPE_PERCENT_PREFIX は [、DBLITERAL_ESCAPE_PERCENT_SUFFIX は ] になります。このとき、abc[%]% という文字は、abc% で始まるすべての文字値と一致します。DBLITERAL_ESCAPE_PERCENT 文字をエスケープするためにサフィックス文字を使用しないプロバイダは、このリテラル値を返しません。また、プロバイダは、要求に応じて DBLITERAL 構造体の lt メンバを DBLITERAL_INVALID に設定できます。 Escape_Percent_Suffix は、DBLITERAL_ESCAPE_PERCENT_SUFFIX に割り当てられます。 |
Escape_Underscore_Prefix | DBLITERAL_LIKE_UNDERSCORE リテラル用に返される文字をエスケープするための、LIKE 句で使用される文字。たとえば、1 文字と一致するアンダースコア (_) を使用し、このエスケープ文字がバックスラッシュ (\) の場合、abc\_ _ という文字列は、abc_ で始まる 5 文字の文字値すべてと一致します。一部の SQL 地域言語は、この値をオーバーライドするために使用できる句 (ESCAPE 句) をサポートしています。 Escape_Underscore_Prefix は、DBLITERAL_ESCAPE_UNDERSCORE_PREFIX に割り当てられます。 |
Escape_Underscore_Suffix | DBLITERAL_LIKE_UNDERSCORE リテラル用に返される文字をエスケープするための、LIKE 句で使用される文字。たとえば、1 文字と一致するアンダースコア (_) を使用し、このエスケープ文字がバックスラッシュ (\) の場合、abc\_ _ という文字列は、abc_ で始まる 5 文字の文字値すべてと一致します。一部の SQL 地域言語は、この値をオーバーライドするために使用できる句 (ESCAPE 句) をサポートしています。 Escape_Underscore_Suffix は、DBLITERAL_ESCAPE_UNDERSCORE_SUFFIX に割り当てられます。 |
Hierarchy_Name | 階層の名前。次元に階層が含まれていないか、1 つだけ含まれている場合は、現在の列に null 値が格納されます。 |
Index_Name | テキスト コマンドまたはデータ定義インターフェイス内で使用されるインデックス名。 Index_Name は、DBLITERAL_INDEX_NAME に割り当てられます。 |
Invalid | 無効な値。 Invalid は、DBLITERAL_INVALID に割り当てられます。 |
Level_Name | 現在のレベルが属しているキューブの名前。 |
Like_Percent | LIKE 句で使用される、0 個以上の文字と一致する文字。たとえば、この文字がパーセント記号 (%) の場合、abc% という文字列は、abc で始まるすべての文字値と一致します。 Like_Percent は、DBLITERAL_LIKE_PERCENT に割り当てられます。 |
Like_Underscore | LIKE 句で使用される、1 文字と一致する文字。たとえば、この文字がアンダー記号 (_) の場合、abc_ という文字列は、abc で始まる 4 文字の文字値すべてと一致します。 Like_Underscore は、DBLITERAL_LIKE_UNDERSCORE に割り当てられます。 |
Member_Name | メンバの名前。 |
Procedure_Name | テキスト コマンド内のプロシージャ名。 Procedure_Name は、DBLITERAL_PROCEDURE_NAME に割り当てられます。 |
Property_Name | プロパティの名前。 |
Quote_Prefix | テキスト コマンド内で、特殊文字が含まれる識別子を囲むための開始引用符として使用される文字。 Quote_Prefix は、DBLITERAL_QUOTE_PREFIX に割り当てられます。 |
Quote_Suffix | テキスト コマンド内で、特殊文字が含まれる識別子を囲むための終了引用符として使用される文字。プリフィックスおよびサフィックスに同じ文字を使用する 1.x プロバイダは、このリテラル値を返さないことがあります。また、プロバイダは、要求に応じて DBLITERAL 構造体の lt メンバを DBLITERAL_INVALID に設定できます。 Quote_Suffix は、DBLITERAL_QUOTE_SUFFIX に割り当てられます。 |
Schema_Name | テキスト コマンド内のスキーマ名。 Schema_Name は、DBLITERAL_SCHEMA_NAME に割り当てられます。 |
Schema_Separator | テキスト コマンド内でスキーマ名と他の識別子とを区切る文字。 Schema_Separator は、DBLITERAL_SCHEMA_SEPARATOR に割り当てられます。 |
Table_Name | テキスト コマンドまたはデータ定義インターフェイス内で使用されるテーブル名。 Table_Name は、DBLITERAL_TABLE_NAME に割り当てられます。 |
Text_Command | SQL ステートメントなどのテキスト コマンド。 Text_Command は、DBLITERAL_TEXT_COMMAND に割り当てられます。 |
User_Name | テキスト コマンド内のユーザー名。 User_Name は、DBLITERAL_USER_NAME に割り当てられます。 |
View_Name | テキスト コマンド内のビュー名。 View_Name は、DBLITERAL_VIEW_NAME に割り当てられます。 |
必要条件
名前空間: System.Data.OleDb
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
アセンブリ: System.Data (System.Data.dll 内)