TraceLevel 列挙体
Debug、Trace、TraceSwitch の各クラスでどのメッセージを出力するかを指定します。
名前空間: System.Diagnostics
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文
'宣言
Public Enumeration TraceLevel
'使用
Dim instance As TraceLevel
public enum TraceLevel
public enum class TraceLevel
public enum TraceLevel
public enum TraceLevel
メンバ
メンバ名 | 説明 | |
---|---|---|
Error | エラー処理メッセージを出力。 | |
Info | 情報メッセージ、警告、およびエラー処理メッセージを出力。 | |
Off | トレース メッセージおよびデバッグ メッセージを出力しません。 | |
Verbose | すべてのデバッグ メッセージおよびトレース メッセージを出力します。 | |
Warning | 警告およびエラー処理メッセージを出力します。 |
解説
この列挙体は TraceSwitch クラスで使用されます。
スイッチを使用するには、トレースまたはデバッグを有効にする必要があります。次の構文はコンパイラに固有です。C# または Visual Basic 以外のコンパイラを使用する場合は、使用するコンパイラのドキュメントを参照してください。
C# でデバッグを有効にするには、コードのコンパイル時に /d:DEBUG フラグをコンパイラのコマンド ラインに追加するか、#define DEBUG をファイルの最上部に挿入します。Visual Basic では、コンパイラのコマンド ラインに /d:DEBUG=True フラグを追加します。
C# でトレースを有効にするには、コードのコンパイル時に /d:TRACE フラグをコンパイラのコマンド ラインに追加するか、#define TRACE をファイルの最上部に挿入します。Visual Basic では、コンパイラのコマンド ラインに /d:TRACE=True フラグを追加します。
アプリケーション導入の詳細については、Debug および Trace のトピックを参照してください。
構成ファイルを使用してトレース レベルを設定する場合は、列挙体メンバ自体ではなく、列挙体メンバに対応する整数値を指定します。次に例を示します。
<configuration>
<system.diagnostics>
<switches>
<add name="mySwitch" value="4" />
</switches>
</system.diagnostics>
</configuration>
TraceLevel 列挙体メンバと構成ファイル エントリの対応を次の表に示します。
トレース レベル |
構成ファイルでの値 |
---|---|
Off |
0 |
Error |
1 |
Warning |
2 |
Info |
3 |
Verbose |
4 |
プラットフォーム
Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
バージョン情報
.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0