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ExpressRoute Global Reach について

ExpressRoute は、オンプレミス ネットワークと Microsoft Cloud の間に回復性のあるプライベート接続を提供し、データセンターまたは企業ネットワークから Azure や Microsoft 365 などのサービスにアクセスできるようにします。 たとえば、サンフランシスコのブランチ オフィスではシリコン バレーに ExpressRoute 回線があり、ロンドンの別のブランチ オフィスではそこに ExpressRoute 回線があるとします。 どちらのオフィスも米国西部と英国南部の Azure リソースに接続できますが、相互に直接通信することはできません。 たとえば、10.0.1.0/24 ネットワークは、10.0.3.0/24 および 10.0.4.0/24 ネットワークにデータを送信できますが、10.0.2.0/24 ネットワークにはできません。

ExpressRoute Global Reach とリンクされていない回線を示す図。

ExpressRoute Global Reach を使用すると、ExpressRoute 回線をリンクして、オンプレミス ネットワーク間にプライベート ネットワークを作成できます。 前の例では、ExpressRoute Global Reach を使用して、サンフランシスコ オフィス (10.0.1.0/24) が、既存の ExpressRoute 回線と Microsoft のグローバル ネットワークを介してロンドン オフィス (10.0.2.0/24) とデータを直接交換できます。

ExpressRoute Global Reach とリンクされている回線を示す図。

ユース ケース

ExpressRoute Global Reach は、世界中のブランチ オフィスを接続することで、サービス プロバイダーの WAN 実装を補完します。 たとえば、サービス プロバイダーが主に米国で業務を行っていて、米国内のすべてのブランチを接続しているが、日本と香港特別行政区では業務を行っていない場合、ExpressRoute Global Reach を使用してローカル サービス プロバイダーと Microsoft と連携させ、ExpressRoute と Microsoft のグローバル ネットワークを使用して、日本と香港特別行政区のブランチを米国内のブランチに接続できます。

Express Route Global Reach のユース ケースを示す図。

可用性

ExpressRoute Global Reach は、

Note

異なる地政学的地域間で ExpressRoute Global Reach を有効にするには、Premium SKU の回線を使用する必要があります。

  • オーストラリア
  • Canada
  • デンマーク
  • フランス
  • ドイツ
  • 香港特別行政区
  • インド
  • アイルランド
  • 日本
  • 韓国
  • オランダ
  • ニュージーランド
  • ノルウェー
  • ポーランド
  • シンガポール
  • 南アフリカ (ヨハネスブルグのみ)
  • スウェーデン
  • スイス
  • 台湾
  • イギリス
  • United States

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