U-SQL ユーザー定義オブジェクトの概要
U-SQL: ユーザー定義オブジェクト:UDO
U-SQL を使うと、ユーザー定義オブジェクト (UDO) と呼ばれるカスタム プログラミング オブジェクトを定義できます。
以下は、U-SQL の UDO の一覧です。
ユーザー定義エクストラクター
- 行ごとに抽出
- カスタム構造化ファイルからのデータ抽出の実装に使用
ユーザー定義アウトプッター
- 行ごとに出力
- カスタム データ型またはカスタム ファイル形式への出力に使用
ユーザー定義プロセッサ
- 1 つの行を取得し、1 つの行を生成
- 列の数を減らしたり、既存の列セットから派生した値を含む列を新しく生成したりする際に使用
ユーザー定義アプライヤー
- 1 つの行を取得し、0 ~ n 個の行を生成
- OUTER/CROSS APPLY と併用
ユーザー定義コンバイナー
- 行セットを結合 (ユーザー定義の JOIN)
ユーザー定義レジューサー
- n 個の行を取得し、1 つの行を生成
- 行の数を減らす際に使用
UDO は通常、U-SQL スクリプトの以下の U-SQL ステートメントの中で明示的に呼び出されます。
- EXTRACT
- OUTPUT
- PROCESS
- COMBINE
- REDUCE
注意
UDO の消費メモリは 0.5Gb に制限されています。 このメモリ制限は、ローカルの実行には適用されません。