(非推奨) Marathon Web UI による Azure Container Service DC/OS クラスターの管理
警告
Azure Container Service (ACS) は非推奨となっています。 ACS に新しい機能が追加されることはありません。 API、ポータルのエクスペリエンス、CLI コマンド、ドキュメントはすべて非推奨としてマークされます。
詳細については、Azure.com で Azure Container Service の非推奨化に関するお知らせを参照してください。
次のいずれかの Azure Marketplace ソリューションをデプロイすることをお勧めします。
- Mesosphere DC/OS
Kubernetes を使用する場合は、Azure Kubernetes Service に関するページを参照してください。
DC/OS はクラスター化されたワークロードをデプロイし、スケールするための環境を提供すると共に、基礎となるハードウェアを抽象化します。 DC/OS に加え、コンピューティング ワークロードのスケジュールと実行を管理するフレームワークもあります。
一般的な各種ワークロードに対応したフレームワークがありますが、このドキュメントでは、Marathon を使ってコンテナーのデプロイを開始する方法について説明します。
前提条件
これらの例を見ていく前に、Azure コンテナー サービスで構成された DC/OS クラスターが必要です。 また、このクラスターへのリモート接続も必要です。 これらの項目の詳細については、次の記事を参照してください。
Note
この記事では、ローカル ポート 80 を介して DC/OS クラスターにトンネリングすることを前提とします。
DC/OS UI を操作する
Secure Shell (SSH) トンネル が確立されたら、 http://localhost/. DC/OS Web UI が読み込まれ、使用リソース、アクティブなエージェント、実行中のサービスなど、クラスターに関する情報が表示されます。
Marathon UI について知る
Marathon UI を表示するには、 http://localhost/marathon. この画面から、Azure コンテナー サービス DC/OS クラスターで新しいコンテナーやその他のアプリケーションを開始できます。 コンテナーとアプリケーションの実行に関する情報も確認できます。
Docker 形式のコンテナーのデプロイ
Marathon を使用して新しいコンテナーをデプロイするには、[Create Application (アプリケーションの作成)] をクリックし、次の情報をフォームのタブに入力します。
フィールド | 値 |
---|---|
id | nginx |
メモリ | 32 |
Image | nginx |
ネットワーク | ブリッジ |
ホスト ポート | 80 |
Protocol | TCP |
コンテナー ポートをエージェント上のポートに対して静的にマップするには、JSON モードを使用する必要があります。 トグル スイッチを使用して、New Application (新しいアプリケーション) ウィザードを [ JSON Mode (JSON モード) ] に切り替えてください。 その後、アプリケーション定義の portMappings
セクションに次の設定を入力します。 この例では、コンテナーのポート 80 を DC/OS エージェントのポート 80 にバインドしています。 JSON モードで変更が済んだらウィザードを元のモードに切り替えてかまいません。
"hostPort": 80,
正常性チェックを有効にする場合は、[Health Checks (正常性チェック)] タブでパスを設定します。
DC/OS クラスターは、プライベート エージェントおよびパブリック エージェントのセットと共にデプロイされます。 クラスターがインターネットからアプリケーションにアクセスできるようにするには、アプリケーションをパブリック エージェントにデプロイする必要があります。 そのためには、新しいアプリケーション ウィザードの [オプション] タブを選択し、[Accepted Resource Roles (承認されたリソース ロール)] に「slave_public」と入力します。
その後、[Create Application (アプリケーションの作成)] をクリックします。
Marathon メイン ページに戻ると、コンテナーのデプロイの状態を確認できます。 最初は、状態が "Deploying (デプロイ中)" と表示されます。 デプロイが成功すると、その状態は "Running (実行中)" に変わります。
DC/OS の Web UI (http://localhost/)) に戻ると、タスク (この場合は Docker 形式のコンテナー) が DC/OS クラスターで実行されていることがわかります。
タスクが実行されているクラスター ノードを確認するには、[Nodes (ノード)] タブをクリックします。
コンテナーへの到達
この例では、アプリケーションがパブリックのエージェント ノードで実行されています。 インターネットからアプリケーションに到達するには、クラスターのエージェント FQDN を参照します: http://[DNSPREFIX]agents.[REGION].cloudapp.azure.com
。ここで、
DNSPREFIX は、クラスターのデプロイ時に指定した DNS 接頭辞です。
REGION は、リソース グループが置かれているリージョンです。
次のステップ
Mesos と共に Azure Container Service を使用する方法の詳細