キャッシュ サービス構成設定用の共有ネットワーク フォルダーの準備
このトピックでは、キャッシュ システムのクラスター構成設定を保存するために使用できるように共有ネットワーク フォルダーを準備する一般的な手順について説明します。このトピックは、SQL プロバイダーなどのデータベース プロバイダーではなく、XML プロバイダーを使用してキャッシュ サービス構成データを保存することを計画している場合に、参照してください。データベース プロバイダーを使用する場合、このトピックの手順は必要ありません。
共有ネットワーク フォルダーを使用する代わりに、キャッシュ クラスター構成設定を SQL Server データベースに保存することもできます。どちらのストアがアプリケーションに適しているかを選択する場合、考慮するべき多数の要因があります。エンタープライズ アプリケーションの場合、クラスター構成設定の保存には SQL Server データベースを使用することを強くお勧めします。小規模なアプリケーションや開発ワークステーションのシナリオの場合は、共有ネットワーク フォルダーの作成が容易になるという利点が、SQL Server の可用性の利点を上回る可能性があります。詳細については、「クラスター構成の保存オプション」 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=193172) を参照してください。構成手順の詳細については、「Windows Server AppFabric の構成」を参照してください。
共有ネットワーク フォルダーをクラスター構成の保存場所として使用する方法の詳細については、「共有フォルダーベースのクラスター構成」 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=193174) を参照してください。
キャッシュ サービスの構成設定を保存するように共有フォルダーを準備するには
共有ネットワーク フォルダーをホストするための適切なサーバーを選択します。
共有ネットワーク フォルダーを作成します。この手順を実行する方法の詳細については、そのコンピューターのオペレーティング システムのヘルプを参照してください。
キャッシュ サーバー構成を実行するセキュリティ ID にアクセス許可を明示的に付与します。インストールに使用する ID には、共有ネットワーク フォルダーをホストするサーバー上での Administrator 権限が必要です。この権限がないと、インストール プログラムでキャッシュ サーバーに共有ネットワーク フォルダーに対するアクセス許可を付与できません。
個々のキャッシュ ホスト セキュリティ ID に、キャッシュ サービス構成の共有フォルダーに対する読み取り専用アクセス許可が必要です。この手順は、AppFabric 構成ウィザードによって各キャッシュ サーバーに対して自動的に実行されます。オペレーティング システムによっては、これらのアクセス許可は "投稿者"、"変更"、"書き込み"、および "読み取り" と呼ばれる場合があります。
2011-12-05