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IIS マネージャーを使用してワークフロー ホスト管理を構成する

  • [アーティクル]

このトピックでは、AppFabric IIS マネージャー拡張機能を使用してワークフロー サービスのホスティング機能を構成する手順を説明します。 特定のワークフローのホスティング機能は、サービス レベルだけでなく、サーバー、サイト、またはアプリケーション レベルで構成することができ、より上のレベルで定義された設定をサービスに継承させることができます。 IIS 階層で構成がどのように機能するかの詳細については、「Windows Server AppFabric での構成プロセス」を参照してください。

重要

サービス以外のワークフローを Windows Server AppFabric で使用することはできません。 ワークフローのインスタンスを AppFabric で作成して開始するにはメッセージが必要ですが、サービス以外のワークフローにはメッセージ アクティビティや受信アクティビティがありません。

重要

ホスティング機能の構成に使用するダイアログ ボックスのフィールドの詳細については、「サービスの構成: ワークフロー ホスト管理 タブ」を参照してください。

IIS マネージャーを使用してワークフロー サービスのホスティング機能を構成するには

  1. [接続] ウィンドウ (左側のウィンドウ) のツリー表示で、目的のワークフロー サービスが存在するサーバー、サイト、またはアプリケーションを選択します。

  2. 作業領域ウィンドウの [機能] ビューの [AppFabric] セクションで、[サービス] をダブルクリックします。

  3. [サービス] の一覧からワークフロー サービスを選択し、操作ウィンドウの [WCF サービスと WF サービスの管理] セクションで [構成] を選択して [サービスの構成] ダイアログ ボックスを表示します。 このダイアログ ボックスは、次の手順を実行して起動することもできます。 [サービス] の一覧で、ホスティング機能を構成するワークフロー サービスを右クリックし、ショートカット メニューの [構成] をクリックします。

  4. [ワークフロー ホスト管理] タブをクリックします。

  5. ワークフロー サービス インスタンスの制御を有効にするには [インスタンス制御を有効にする] オプションをオンに、無効にするにはオフにします。 サービスが含まれるアプリケーションで net.pipe プロトコルが有効になっていない場合は、タブの上部に警告メッセージが表示されます。 アプリケーションに対して net.pipe プロトコルを有効にする方法と Web サイトの net.pipe バインドの詳細については、「サービスの構成: ワークフロー ホスト管理 タブ」を参照してください。

  6. 一定時間アイドル状態にあるワークフロー サービス インスタンスをメモリからアンロードして永続化ストアに保持するには [アイドル時にインスタンスをアンロードする] オプションをオンに、アンロードしない場合はオフにします。 [アイドル時にインスタンスをアンロードする] をオンにした場合は、要件に基づいて [アンロード タイムアウト] の値を指定します。

    "アンロード タイムアウト" フィールドには、ワークフロー サービス インスタンスがアイドル状態になった後、メモリからアンロードされるまでの期間を指定します。ホストによってアンロードされたインスタンスの状態情報は、永続化データベースに保持されます。 このパラメーターの既定値は 60 秒です。 この値を 0 に設定した場合、ホストはインスタンスがアイドル状態になったらすぐにインスタンスをアンロードし、永続化します。 許可される最大値は TimeSpan.MaxValue です。

  7. インスタンスがアイドル状態になった場合にインスタンスを保持するには [アイドル時にインスタンスを保持する] オプションをオンに、保持しない場合はオフにします。 インスタンスの状態情報が保持された後、インスタンスはメモリ内で実行を継続します。 [アイドル時に保持] オプションをオンにした場合は、適切な [保持タイムアウト] の値を指定します。

    "保持タイムアウト" フィールドには、ワークフロー サービス インスタンスがアイドル状態になった後、ホストによって永続化ダイアログ ボックスに保持されるまでの期間を指定します。 このパラメーターの既定値は TimeSpan.MaxValue 秒です。 このパラメーターの値を TimeSpan.MaxValue に設定すると、ランタイムはアイドルになったワークフロー インスタンスを保持しません。 この値を 0 に設定した場合、ホストはインスタンスがアイドル状態になったらすぐにインスタンスを永続化します。

    ヒント

    [アイドル時にアンロード] と [アイドル時に保持] の両方がオンの場合、アンロード タイムアウトの値は保持タイムアウトの値より大きい必要があります。そうしないと、インスタンスはアイドル時に保持されません。

  8. ハンドルされない例外がインスタンスに発生したときに実行するアクションを指定するには、[ハンドルされない例外に対するアクション] の一覧から値を選択します。 指定できる値は次のとおりです。 [破棄]、[破棄と中断]、[終了]、および [キャンセル] です。 既定値は Abandon です。 これらのオプションの詳細については、「サービスの構成: ワークフロー ホスト管理 タブ」を参照してください。

  9. この設定を適用するには、[適用] をクリックします。

    [サービスの構成] ダイアログ ボックスの [ワークフロー ホスト管理] タブのフィールドについての詳細な説明は、「サービスの構成: ワークフロー ホスト管理 タブ」を参照してください。

IIS マネージャーを使用してサーバー、サイト、またはアプリケーション レベルでホスティング関連の設定を構成するには

  1. 接続ウィンドウ (左側のウィンドウ) のツリー表示で、既定のワークフロー ホスティング設定を構成するレベルを、サーバー、サイト、またはアプリケーションから選択します。

  2. 操作ウィンドウの [WCF サービスと WF サービスの管理] セクションで [構成] をクリックし、[サーバーの WCF と WF の構成]、[サイトの WCF と WF の構成]、または [アプリケーションの WCF と WF の構成] ダイアログ ボックスを表示します。 このダイアログ ボックスは、次の手順を実行して起動することもできます。 ツリー表示で、ワークフローのホスティング設定の既定値を構成するルート、Web サイト、または仮想アプリケーション ノードを右クリックし、[WCF サービスと WF サービスの管理] をポイントし、[構成] をクリックします。

  3. [ワークフロー ホスト管理] タブをクリックします。

  4. ワークフロー サービス インスタンスの制御を有効にするには [インスタンス制御を有効にする] オプションをオンに、無効にするにはオフにします。

  5. 一定時間アイドル状態にあるワークフロー サービス インスタンスをメモリからアンロードして永続化ストアに保持するには [アイドル時にインスタンスをアンロードする] オプションをオンに、アンロードしない場合はオフにします。 [アイドル時にインスタンスをアンロードする] をオンにした場合は、要件に基づいて [アンロード タイムアウト] の値を指定します。

  6. インスタンスがアイドル状態になった場合にインスタンスを保持するには [アイドル時にインスタンスを保持する] オプションをオンに、保持しない場合はオフにします。 インスタンスの状態情報が保持された後、インスタンスはメモリ内で実行を継続します。 [アイドル時に保持] をオンにした場合は、適切な [保持タイムアウト] の値を指定します。

  7. ハンドルされない例外がインスタンスに発生したときに実行するアクションを指定するには、[ハンドルされない例外に対するアクション] の一覧から値を選択します。 指定できる値は次のとおりです。 [破棄]、[破棄と中断]、[終了]、および [キャンセル] です。 既定値は Abandon です。 これらのオプションの詳細については、「サービスの構成: ワークフロー ホスト管理 タブ」を参照してください。

  8. この設定を適用するには、[適用] をクリックします。

    このダイアログ ボックスの [ワークフロー ホスト管理] タブのフィールドについての詳細な説明は、「サーバー、サイト、アプリケーション、または仮想ディレクトリの WCF と WF の構成: ワークフロー ホスト管理タブ」を参照してください。

  2011-12-05