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プラットフォーム呼び出しの技術サンプル

[This documentation is for preview only, and is subject to change in later releases. Blank topics are included as placeholders.]

この例では、アンマネージ ライブラリからエクスポートした関数の呼び出しに使用する手法の例を示します。 内容は次のとおりです。

  • さまざまな型の宣言

  • 使用可能な属性を使用した既定動作の変更

  • Marshal 型のメソッドの使用

  • ガベージ コレクションおよびスレッド処理のどちらが結果に影響を与えるかの判断

サンプルには、Windows ライブラリからエクスポートされた関数を使用するものや、カスタム ライブラリからエクスポートした関数を使用するものがあります。 また、Windows プラットフォームでは使用できないライブラリを使用するものや、Windows プラットフォームではサポートされていない方法で関数を使用するものもあります。 ただし、このサンプルで使用されている特定のプラットフォーム呼び出し規則の理解を妨げるものではありません。

サンプルのディレクトリ構造を次に示します。

ディレクトリ

目次

WinAPIs

Windows ライブラリからエクスポートされた関数を使用したプラットフォーム呼び出しの例

WinAPIs\CS

C# で記述されたソース コード

WinAPIs\VB

Visual Basic で記述されたソース コード

Custom

カスタム タイプ ライブラリからエクスポートされた関数を使用したプラットフォーム呼び出しの例

Custom\CS

C# で記述されたソース コード

Custom\LIB

カスタム タイプ ライブラリのソース コード

Custom\VB

VB で記述されたソース コード

サンプルの使用については、次のトピックを参照してください。

コマンド プロンプトを使用してサンプルをビルドするには

  1. コマンド プロンプト ウィンドウを開き、使用言語に対応するサブディレクトリに移動します。

  2. コマンド ラインで「msbuild [ファイル名].sln」と入力します。

    注意

    Custom プラットフォーム呼び出しのサンプルは、Visual Studio でのみビルドできます。

Visual Studio を使用してサンプルをビルドするには

  1. Windows エクスプローラを開き、使用言語に対応するサブディレクトリに移動します。

  2. [ファイル名].sln のアイコンをダブルクリックして、そのファイルを Visual Studio で開きます。

  3. [ビルド] メニューの [ソリューションのビルド] をクリックします。

サンプルを実行するには

  1. WinAPIs ディレクトリまたは Custom ディレクトリで、ビルドされた実行可能ファイルを含む、使用言語に対応するディレクトリに移動します。

  2. コマンド ラインで、目的の実行可能ファイル名を入力します。

    注意

    このサンプルでは、コンソール アプリケーションをビルドします。出力を表示するには、それぞれを別個にコマンド プロンプトで実行する必要があります。

Requirements

これらのサンプルは、使用して構築している場合 Microsoft Visual Studio 2005、 Visual Studio 2005 コマンド プロンプトの、または Platform SDK をインストールし、インクルード パスで指定の がある場合に、プロジェクトに使用可能な Windows ヘッダーを必要です。

解説

次の表に、各サンプルが示すトピック、およびその実例となるサンプルのソース ファイルの格納場所を示します。

プラットフォーム呼び出し属性の使用方法

属性

説明

サンプル

EntryPoint

マネージ コードで使用するために関数名を変更します。

WinAPIs\CS\MsgBox.cs WinAPIs\VB\MsgBox.vb

CharSet

文字列のマーシャリング方法を選択します。関数名の検索条件にも影響します。

WinAPIs\CS\MsgBox.cs WinAPIs\VB\MsgBox.vb

ExactSpelling

アンマネージ DLL のエントリ ポイント名を変更して CharSet 値に対応させる必要があるかどうかを示します。

WinAPIs\CS\MsgBox.cs WinAPIs\VB\MsgBox.vb

CallingConvention

vararg を使って関数を呼び出します。

WinAPIs\CS\Printf.cs WinAPIs\VB\Printf.vb

PreserveSig

HRESULT を返す関数を変更します。

WinAPIs\CS\CreateObject.cs WinAPIs\VB\CreateObject.vb

SetLastError

関数呼び出しの後にエラー コードが保存されることを保証します。

WinAPIs\CS\Errors.cs WinAPIs\VB\Errors.vb

構造体および共用体のマーシャリング方法

説明

サンプル

構造体 ByVal

構造体を In パラメータとして渡します。

Custom\CS\Structs.cs Custom\VB\Structs.vb

構造体 ByRef

構造体を In/Out パラメータとして渡します。

WinAPIs\CS\OSInfo.cs WinAPIs\VB\OSInfo.vb

クラス ByVal

整数メンバだけのクラスを In/Out パラメータとして渡します。

WinAPIs\CS\SysTime.cs WinAPIs\VB\SysTime.vb

入れ子になった構造体を含む構造体 (平坦化)

入れ子になった構造体を含む構造体を表すクラスをアンマネージ側に生成します。 構造体は、マネージ側では 1 つの大きな構造体に平坦化されます。

WinAPIs\CS\FindFile.cs WinAPIs\VB\FindFile.vb

入れ子になった構造体を含む構造体 (非平坦化)

埋め込み構造体を含む構造体を渡します。

Custom\CS\Structs.cs Custom\VB\Structs.vb

別の構造体を指すポインタを含む構造体

別の構造体へのポインタをメンバとして含む構造体を渡します。

Custom\CS\Structs.cs Custom\VB\Structs.vb

整数 ByVal だけを含む構造体の配列

整数だけを含む構造体の配列を In/Out パラメータとして渡します。

Custom\CS\Arrays.cs Custom\VB\Arrays.vb

整数および文字列の ByRef を含む構造体の配列

整数と文字列を含む構造体の配列を Out パラメータとして渡します。 Callee は、配列にメモリを割り当てます。

Custom\CS\OutArrayOfStructs.cs Custom\VB\OutArrayOfStructs.vb

値型を含む共用体

値型 (整数と倍精度浮動小数点数) を含む共用体を渡します。

Custom\CS\Unions.cs Custom\VB\Unions.vb

型が混在する共用体

型が混在している (整数と文字列) 共用体を渡します。

Custom\CS\Unions.cs Custom\VB\Unions.vb

配列のマーシャリング方法

配列

説明

サンプル

整数 ByVal の配列

整数の配列を In/Out パラメータとして渡します。

Custom\CS\Arrays.cs Custom\VB\Arrays.vb

整数 ByRef の配列

整数の配列を In/Out パラメータとして渡します。 配列のサイズは変更可能です。

Custom\CS\Arrays.cs Custom\VB\Arrays.vb

整数 ByVal の 2 次元配列

整数の行列を In/Out パラメータとして渡します。

Custom\CS\Arrays.cs Custom\VB\Arrays.vb

その他

項目の型

説明

サンプル

HandleRef

ガベージ コレクションが実行されないようにするため HandleRef を使用する必要があるケースを示します。

WinAPIs\CS\HandleRef.cs WinAPIs\VB\HandleRef.vb

関数ポインタ

関数ポインタを要求するアンマネージ関数にデリゲートを渡します。

Custom\CS\Callback.cs Custom\VB\Callback.vb

void*

パラメータとして void* を持つ関数を呼び出します。

Custom\CS\Void.cs Custom\VB\Void.vb

LPARAM

GCHandle ハンドルを使用して、マネージ オブジェクトを LPARAM を要求するアンマネージ関数に渡します。

WinAPIs\CS\GCHandle.cs WinAPIs\VB\GCHandle.vb

シングルスレッド アパートメント (STA)/マルチスレッド アパートメント (MTA)

アンマネージ関数が CoInitialize を呼び出すときに、既定のアパートメント設定を変更します。

WinAPIs\CS\ActiveDir.cs WinAPIs\VB\ActiveDir.vb

プラットフォーム呼び出しの詳細については、ソース コード ファイルのコメントを参照してください。

See Also

Reference

CharSet

DllImportAttribute

LayoutKind

Marshal

MarshalAsAttribute

StructLayoutAttribute

Concepts

アンマネージ DLL 関数の処理

プラットフォーム呼び出しの例

Other Resources

既定のマーシャリング動作

プラットフォーム呼び出しによるデータのマーシャリング