次の方法で共有


方法 : XML スキーマ定義ツールを使用してクラスおよび XML スキーマ ドキュメントを生成する

XML スキーマ定義ツール (Xsd.exe) を使用すると、クラスを記述する XML スキーマを生成したり、XML スキーマによって定義されるクラスを生成したりできます。これらの操作を実行する手順を次に示します。

特定のスキーマに準拠するクラスを生成するには

  1. コマンド プロンプトを開きます。

  2. XML スキーマ定義ツールに XML スキーマを引数として渡します。これによって、次の例に示すように、その XML スキーマに厳密に適合した一連のクラスが作成されます。

    xsd mySchema.xsd
    

    このツールは、2001 年 3 月 16 日付の W3C (World Wide Web Consortium) XML 仕様を参照するスキーマだけを処理できます。つまり、次の例に示すように、XML スキーマ名前空間は、"http://www.w3.org/2001/XMLSchema" であることが必要です。

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <xs:schema attributeFormDefault="qualified" elementFormDefault="qualified" targetNamespace="" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
    
  3. 必要に応じて、メソッド、プロパティ、またはフィールドを使用してクラスを変更します。属性を使用してクラスを変更する方法については、「属性を使用した XML シリアル化の制御」および「エンコード済み SOAP シリアル化を制御する属性」を参照してください。

1 つ (または複数) のクラスのインスタンスがシリアル化されたときに生成される XML ストリームのスキーマを調べることは、さまざまな場合に役立ちます。たとえば、スキーマを他のユーザーに公開したり、準拠しようとする対象のスキーマと比較したりする場合に便利です。

一連のクラスから XML スキーマ ドキュメントを生成するには

  1. 1 つ以上のクラスをコンパイルして DLL を生成します。

  2. コマンド プロンプトを開きます。

  3. 次の例に示すように、DLL を引数として Xsd.exe に渡します。

    xsd MyFile.dll
    

    1 つ (または複数) のスキーマが、"schema0.xsd" という名前から順に書き込まれます。

参照

処理手順

方法 : オブジェクトをシリアル化する
方法 : オブジェクトを逆シリアル化する

関連項目

データセット
XML スキーマ定義ツール (Xsd.exe)
XmlSerializer

概念

XML スキーマ定義ツールと XML シリアル化
XML シリアル化の概要