方法 : Windows XP の Visual スタイルを有効にする

Visual スタイルとは、ユーザーが変更できる、アプリケーションやオペレーティング システムのユーザー インターフェイスの外観です。既定では、Windows XP には新しい Visual スタイルが用意されています。Windows フォームのスクロール バーとタイトル バーでは、フォームが Windows XP で実行されると自動的に新しい Visual スタイルが使用されます。アプリケーションが EnableVisualStyles メソッドを呼び出し、アプリケーションが Windows XP で実行される場合、Windows フォーム コントロールのほとんどでは、自動的に新しい Visual スタイルが使用されます。

メモ :
Windows XP の Visual スタイルのサポートは、プロジェクト デザイナの [アプリケーション] ペインにある [XP Visual スタイルを有効にする] チェック ボックスを介して有効にすることもできます。詳細については、「方法 : Visual スタイルを有効にする」を参照してください。

Visual スタイルを有効にするには

• Windows フォームのクライアント領域で Visual スタイルを有効にするには、アプリケーションの Main メソッドに次のコードを追加します。

  Application.EnableVisualStyles()
  

  Application.EnableVisualStyles();
  

  メモ :
  Windows フォーム コントロールには、すべてのオペレーティング システムで同じ外観を保持するものがいくつかあり、EnableVisualStyles を実装しても、これらのコントロールは影響を受けません。たとえば、Label、LinkLabel、DomainUpDown、NumericUpDown、および CheckedListBox の各コントロールなどです。また、一部のコントロールでは、Visual スタイルを有効にすると、コントロールが正しく表示されなくなる場合があります。たとえば、選択範囲が設定された MonthCalendar コントロール、コントロールの下部またはサイドにタブ ページが配置された TabControl コントロール、および TextBox コントロールのサロゲート フォントの処理などです。

参照

処理手順

方法 : Visual スタイルを有効にする

概念

Windows XP の機能と Windows フォーム コントロール
visual スタイルが使用されているコントロールのレンダリング