Windows PowerShell Integrated Scripting Environment (ISE) は、Windows PowerShell のホスト アプリケーションです。 ISE では、1 つの Windows ベースのグラフィック ユーザー インターフェイスでコマンドを実行し、スクリプトの記述、テスト、デバッグを行うことができます。 ISE には、複数行の編集、タブ補完、構文の色分け、選択的実行、状況依存のヘルプ、右から左への言語のサポートが用意されています。 メニュー項目とキーボード ショートカットは、Windows PowerShell コンソールで行うのと同じタスクの多くにマップされます。 たとえば、ISE でスクリプトをデバッグするときに、編集ウィンドウでコード行を右クリックしてブレークポイントを設定できます。
支援
ISE は Windows PowerShell V2 で最初に導入され、PowerShell V3 で再設計されました。 ISE は、Windows PowerShell V5.1 以降でサポートされているすべてのバージョンの Windows PowerShell でサポートされています。
注
PowerShell ISE は、アクティブな機能開発ではなくなりました。 Windows の出荷コンポーネントとして、セキュリティと優先度の高いサービス修正プログラムに対して引き続き正式にサポートされています。 現在、Windows から ISE を削除する予定はありません。
PowerShell v6 以降では ISE はサポートされません。 ISE の代わりを探しているユーザーは、PowerShell 拡張機能で Visual Studio Code を使用する必要があります。
主な機能
Windows PowerShell ISE の主な機能は次のとおりです。
- 複数行編集: コマンド ウィンドウの現在の行の下に空白行を挿入するには、Shift キー+ENTER キーを押します。
- 選択的実行: スクリプトの一部を実行するには、実行するテキストを選択し、[ スクリプトの実行 ] ボタンをクリックします。 または、 F5 キーを押します。
- 状況依存のヘルプ:
Invoke-Item
入力し、 F1 キーを押します。 ヘルプ ファイルが開き、Invoke-Item
コマンドレットの記事が表示されます。
Windows PowerShell ISE を使用すると、外観のいくつかの側面をカスタマイズできます。 また、独自の Windows PowerShell プロファイル スクリプトもあります。
Windows PowerShell ISE を起動するには
[ スタート] をクリックし、[ Windows PowerShell] を選択し、[ Windows PowerShell ISE] をクリックします。
または、任意のコマンド シェルまたは [実行] ボックスに「 powershell_ise.exe
」と入力することもできます。
Windows PowerShell ISE でヘルプを表示するには
[ ヘルプ ] メニューの [Windows PowerShell ヘルプ] をクリックします。 または、 F1 キーを押します。 開いたファイルには、 Get-Help
コマンドレットから入手できるすべてのヘルプを含む、Windows PowerShell ISE と Windows PowerShell が記述されています。
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