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New-FASTSearchMetadataCrawledProperty

新しいクロールされたプロパティを作成します。

構文

New-FASTSearchMetadataCrawledProperty
   -Name <String>
   -Propset <Guid>
   -VariantType <Int32>
   [<CommonParameters>]

説明

このコマンドレットでは、新しいクロールされたプロパティを作成します。 クロールされたプロパティは、コンテンツ ソースから抽出され、Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint システムに送られるメタデータの一部です。 たとえば、通常、Web ページのタイトルはクロールされたプロパティです。

クロールされたプロパティは、3 つのプロパティにより一意に定義されます。

-- クロールされたプロパティの名前。 -- GUID (グローバル一意識別子) で指定される、クロールされたプロパティをマップするプロパティ セット。 GUID により、クロールされたプロパティが属しているカテゴリが指定されます。 クロールされたプロパティはカテゴリのメンバーである必要があります。 -- クロールされたプロパティのデータ型を指定する、クロールされたプロパティのバリアント型。

コンテンツをフルテキスト インデックスに含めるには、クロールされたプロパティを管理プロパティにマップする必要があります。 クロールされたプロパティに IsMappedToContents が "true" に設定されている場合、クロールされたプロパティは自動的に既定の検索可能なインデックス ("content" と呼ばれるフルテキスト インデックス) に追加されます。 新たに作成されるクロールされたプロパティでは、IsMappedToContents パラメーターがマップ先のカテゴリの MapToContents パラメーターと同じ値に設定されます。

クロールされたプロパティの新しいカテゴリを作成する方法については、「New-FASTSearchMetadataCategory」を参照してください。

既存のクロールされたプロパティのプロパティを変更する方法については、「Set-FASTSearchMetadataCrawledProperty」を参照してください。

FAST Search Server 2010 for SharePoint コマンドレットに関するアクセス許可と最新の情報については、オンライン ドキュメント (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=163227) を参照してください。

---------------例 1----------------- (FAST Server for SharePoint 2010)

C:\PS>$guid = [guid]::NewGuid()
New-FASTSearchMetadataCategory -Name MoreWeb -Propset $guid
New-FASTSearchMetadataCrawledProperty -Name ExtendedTitle -Propset $guid -Varianttype 31

この例では、最初に "MoreWeb" という名前の新しいカテゴリを作成し、新しいクロールされたプロパティ "ExtendedTitle" を作成します。このプロパティは 、"MoreWeb" カテゴリにマップされます (同じプロパティ セット値があるため)。 クロールされたプロパティのデータ型は、Unicode 文字列 (VT_LPWSTR、バリアント型 31) です。

新しいカテゴリは、System.GUID.NewGuid() メソッドによってランダムに生成されたプロパティ セット値 "e20d8de2-0b5c-46f8-993d-6cdacbda5164" を取得します。

---------------例 2----------------- (FAST Server for SharePoint 2010)

Get-FASTSearchMetadataCrawledProperty | Where-Object -filterscript { $_.CategoryName -eq "Web"}
New-FASTSearchMetadataCrawledProperty -Name Internaltitle -varianttype 31 -Propset d1b5d3f0-c0b3-11cf-9a92-00a0c908dbf1

この例では、新しいクロールされたプロパティを、クロールされたプロパティの既存のカタログに追加します。 新しいクロールされたプロパティの名前は "Internaltitle" で、"Web" カテゴリに追加されます。 これは、バリアント型 31 で、ユーザー既定ロケールの Unicode 文字列です。

"Web" カテゴリには、いくつかのプロパティ セット GUID があります。 次のコマンドで調べます。

Get-FASTSearchMetadataCrawledProperty |Where-Object -filterscript { $_.CategoryName -eq "Web"}

クロールされたプロパティ (追加するクロールされたプロパティに似た型) の "DESCRIPTION" には、プロパティ セット値 "d1b5d3f0-c0b3-11cf-9a92-00a0c908dbf1" が設定されていることが明らかになります。 このプロパティ セットは、新しいクロールされたプロパティに対して選択されます。

このクロールされたプロパティを使用するには、同じ名前、バリアント型、およびプロパティ セットを使用して値を送信するようにコネクタまたはデータ入力アプリケーションを構成する必要があります。

パラメーター

-Name

新しいクロールされたプロパティの名前。

Type:String
Position:Named
Default value:None
Required:True
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:FAST Server for SharePoint 2010

-Propset

新しいクロールされたプロパティのプロパティ セット GUID。

GUID により、クロールされたプロパティが属しているカテゴリが決まります。 GUID (グローバル一意識別子) は、重複する可能性が非常に低い 128 ビットの整数です。 GUID は、System.Guid オブジェクトとして、または "xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx" という形式の整数として指定できます。

Type:Guid
Position:Named
Default value:None
Required:True
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:FAST Server for SharePoint 2010

-VariantType

クロールされたプロパティのデータ型を指定する整数値。 一般的なバリアント型の一覧については、(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=163232) を参照してくださいhttps://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=163232

Type:Int32
Position:Named
Default value:None
Required:True
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:FAST Server for SharePoint 2010