Get-ScanStatus
Microsoft Purview 情報保護 スキャナーのサービスの現在の状態を取得します。
構文
Get-ScanStatus []
説明
Get-ScanStatus コマンドレットは、現在のスキャナー クラスターの状態に関する次の詳細を返します。
[Cluster name](クラスター名)
クラスターの状態(次を含む):
- オフライン: サービスが開始されていません
- アイドル状態: サービスは実行中ですが、現在スキャン中ではありません
- スキャン: サービスは実行中であり、現在ファイルをスキャンしています
- エラー。 スキャナー サービスは実行中ですが、ファイルのスキャンを妨げるエラーが発生しました。 たとえば、サービスはスキャナー構成のデータベースにアクセスできません。
スキャンの開始時刻: 最後のスキャンが開始された時刻 (UTC 時刻形式)。
開始時刻: スキャン期間を次の形式で指定します。
Days.HH:MM:SS
ノード情報: スキャナー クラスター内のノードの一覧
詳細を取得するには、次の方法のいずれかまたは両方を使用します。
NodesInfo 変数を使用して、各ノードの現在のスキャン状態の詳細を表示します。 詳細については、例を参照してください。
Verbose パラメーターを使用して、スキャンされたファイルの数、スキャンされたデータの量、スキャンされた各リポジトリの詳細などの詳細を表示します。
Verbose パラメーターを使用する場合は、さらにドリルダウンして、RepositoriesStatus または CurrentScanSummary 変数を使用して、リポジトリの詳細を見つけます。
考えられるリポジトリの状態は次のとおりです。
- Skipped: リポジトリがスキップされた場合
- 現在のスキャンがリポジトリのスキャンを開始していない場合は保留中
- Scanning: リポジトリで現在のスキャンが実行中である場合
- 現在のスキャンがリポジトリでの実行を完了した場合は完了
詳細については、「 スキャナー ノードとリポジトリごとのスキャンの詳細を確認する」を参照してください。
例
例 1: スキャナー サービスの現在の状態を取得する
PS C:\> Get-ScanStatus
Cluster : contoso-test
ClusterStatus : Scanning
StartTime : 03/10/2021 9:05:02 AM
TimeFromStart : 00:00:00:37
NodesInfo : {t-contoso1-T298-corp.contoso.com,t-contoso2-T298-corp.contoso.com,t-contoso3-T298-corp.contoso.com}
この出力は、スキャンがクラスターで contoso-test
現在実行されており、37 秒前の 2021 年 3 月 10 日午前 9:05:02 に開始されたことを示しています。
出力は、クラスターに contoso-test
3 つのノードがあることを示しています。
例 2: Verbose パラメーターを使用して、現在のスキャンのデータを取得する
PS C:\> Get-ScanStatus -Verbose
ScannedFiles MBScanned CurrentScanSummary RepositoriesStatus
------------ --------- ------------------ ------------------
2280 78478187 Microsoft.InformationProtection.Scanner.ScanSummaryData {{ Path = C:\temp, Status = Scanning }
この出力には、1 つのリポジトリだけが表示されています。 複数のリポジトリがある場合は、それぞれが個別に一覧表示されます。
例 3: NodesInfo 変数を使用して、各ノードのスキャン状態の詳細を取得する
PS C:\> Get-ScanStatus
Cluster : contoso-test
ClusterStatus : Scanning
StartTime : 12/22/2020 9:05:02 AM
TimeFromStart : 00:00:00:37
NodesInfo : {t-contoso1-T298-corp.contoso.com,t-contoso2-T298-corp.contoso.com}
PS C:\WINDOWS\system32> $x=Get-ScanStatus
PS C:\WINDOWS\system32> $x.NodesInfo
NodeName Status IsScanning Summary
-------- -------- ---------- -------
t-contoso1-T298-corp.contoso.com Scanning True Microsoft.InformationProtection.Scanner.ScanSummaryData
t-contoso2-T298-corp.contoso.com Scanning Pending Microsoft.InformationProtection.Scanner.ScanSummaryData
PS C:\Windows\system32> $x.NodesInfo[0].Summary
ScannerID : t-contoso1-T298-corp.contoso.com
ScannedFiles : 2280
FailedFiles : 0
ScannedBytes : 78478187
Classified : 0
Labeled : 0
....
この出力には、最初に現在のスキャン状態とクラスター内のノードの一覧に関する詳細が表示され、次に各ノードの詳細がテーブルに表示されます。
ノード整数を使用したドリルダウンでは、スキャン、分類、ラベル付けされたファイルの数、スキャンされたバイト数など、選択したノードのスキャンに関する詳細の長い一覧が表示されます。
NodesInfo 変数を使用してノードの詳細にドリルダウンする場合、ノードの整数は 0 から始まります。
例 4: Verbose パラメーターと RepositoriesStatus 変数を使用する
PS C:\Windows\system32> $x=Get-ScanStatus - Verbose
PS C:\Windows\system32> $x.RepositoriesStatus
Path Status
---- ------
C:\temp Scanning
出力には、コンテンツ スキャン ジョブ用に構成された各リポジトリのスキャン状態が表示されます。
例 5: Verbose パラメーターと CurrentScanSummary 変数を使用する
PS C:\Windows\system32> $x.CurrentScanSummary
ScannerID :
ScannedFiles : 2280
FailedFiles : 0
ScannedBytes : 78478187
Classified : 0
Labeled : 0
....
出力には、スキャン、失敗、分類、ラベル付けされたファイルの数、スキャンされたバイト数など、現在実行中のスキャンに関する詳細が表示されます。
入力
None
出力
System.Object