Get-PSCallStack
現在の呼び出し履歴を表示します。
構文
Get-PSCallStack []
説明
Get-PSCallStack
コマンドレットは、現在の呼び出し履歴を表示します。
このコマンドレットは Windows PowerShell デバッガーで使用するよう設計されていますが、デバッガー外部のスクリプトまたは関数で呼び出し履歴を表示するために使用できます。
デバッガーで Get-PSCallStack
コマンドを実行するには、「 k
または Get-PSCallStack
」と入力します。
例
例 1: 関数の呼び出し履歴を取得する
PS C:\> function my-alias {
$p = $args[0]
Get-Alias | where {$_.definition -like "*$p"} | format-table definition, name -auto
}
PS C:\ps-test> Set-PSBreakpoint -Command my-alias
Command : my-alias
Action :
Enabled : True
HitCount : 0
Id : 0
Script : prompt PS C:\> my-alias Get-Content
Entering debug mode. Use h or ? for help.
Hit Command breakpoint on 'prompt:my-alias'
my-alias get-content
[DBG]: PS C:\ps-test> s
$p = $args[0]
DEBUG: Stepped to ': $p = $args[0] '
[DBG]: PS C:\ps-test> s
get-alias | Where {$_.Definition -like "*$p*"} | format-table Definition,
[DBG]: PS C:\ps-test>get-pscallstack
Name CommandLineParameters UnboundArguments Location
---- --------------------- ---------------- --------
prompt {} {} prompt
my-alias {} {get-content} prompt
prompt {} {} prompt
PS C:\> [DBG]: PS C:\ps-test> o
Definition Name
---------- ----
Get-Content gc
Get-Content cat
Get-Content type
このコマンドでは、 Get-PSCallStack
コマンドレットを使用して、コマンドレット名のエイリアスを取得する単純な関数である My-Alias
の呼び出し履歴を表示します。
最初のコマンドは、Windows PowerShell プロンプトで関数を入力します。 2 番目のコマンドでは、 Set-PSBreakpoint
コマンドレットを使用して、 My-Alias
関数にブレークポイントを設定します。 3 番目のコマンドでは、 My-Alias
関数を使用して、 Get-Content
コマンドレットの現在のセッションのすべてのエイリアスを取得します。
デバッガーは関数呼び出しに割り込みます。 2 つの連続する step-into
(s
) コマンドによって、1 行ずつ関数の実行が開始されます。 次に、 Get-PSCallStack
コマンドを使用して呼び出し履歴を取得します。
最後のコマンドは、デバッガーを終了し、スクリプトの実行を続行して完了する Step-Out
コマンド (o
) です。
入力
None
このコマンドレットにオブジェクトをパイプすることはできません。
出力
このコマンドレットは、呼び出し履歴内の項目を表すオブジェクトを返します。
メモ
PowerShell には、 Get-PSCallStack
の次のエイリアスが含まれています。
- すべてのプラットフォーム:
gcs
関連リンク
PowerShell