Get-UMIPGateway
このコマンドレットは、オンプレミスの Exchange でのみ使用可能です。
指定したユニファイド メッセージング (UM) IP ゲートウェイのプロパティと値の一覧、または UM IP ゲートウェイの一覧を取得するには、Get-UMIPGateway コマンドレットを使用します。
以下の構文セクションのパラメーター セットの詳細については、「Exchangeのコマンドレット構文」を参照してください。
構文
Get-UMIPGateway
[[-Identity] <UMIPGatewayIdParameter>]
[-DomainController <Fqdn>]
[-IncludeSimulator]
[<CommonParameters>]
説明
Get-UMIPGateway コマンドレットは、表示名、IP アドレス、状態、発信呼び出しの設定など、指定した UM IP ゲートウェイのプロパティと値を表示します。 パラメーターが指定されていない場合は、Active Directory フォレスト内のすべての UM IP ゲートウェイが返されます。
Get-UMIPGateway コマンドレットを使用している場合、UM IP ゲートウェイに対して構成されている IP アドレスは入力できません。 UM IP ゲートウェイの名前を使用する必要があります。 Get-UMIPGateway コマンドレットの Identity パラメーターで指定された名前は、UM IP ゲートウェイのホスト名と同じでも異なっていても構いません (たとえば、Get-UMIPGatewayMyUMIPGateway)。
このタスクが完了すると、特定の UM IP ゲートウェアのプロパティと値の一覧を確認できます。 また、Identity パラメーターが使用されていない場合は、コマンドレットにより、フォレスト内のすべての UM IP ゲートウェアの一覧が返されます。
このコマンドレットを実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。 このトピックにはこのコマンドレットのすべてのパラメーターが一覧表示されていますが、自分に割り当てられているアクセス許可に含まれていない一部のパラメーターにはアクセスできません。 コマンドレットを組織内で実行するために必要になるアクセス許可とパラメーターを調べるには、「 Find the permissions required to run any Exchange cmdlet」を参照してください。
例
例 1
Get-UMIPGateway | Format-List
この例では、Active Directory フォレストのすべての UM IP ゲートウェイの書式化された一覧を表示します。
例 2
Get-UMIPGateway -Identity MyUMIPGateway
この例では、MyUMIPGateway という UM IP ゲートウェイのプロパティを表示します。
例 3
Get-UMIPGateway -IncludeSimulator $true
この例では、Active Directory フォレスト内の IP ゲートウェイ シミュレーターを含むすべての UM IP ゲートウェイを表示します。
パラメーター
-DomainController
DomainController パラメーターは、このコマンドレットで Active Directory からのデータの読み取りまたは Active Directory へのデータの書き込みに使用されるドメイン コントローラーを指定します。 ドメイン コントローラーは、完全修飾ドメイン名 (FQDN) で識別します。 たとえば、dc01.contoso.com です。
Type: | Fqdn |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016 |
-Identity
Identity パラメーターには、表示対象の UM IP ゲートウェイの ID を指定します。 このパラメーターは UM IP ゲートウェイのディレクトリ オブジェクト ID です。
Type: | UMIPGatewayIdParameter |
Position: | 1 |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | True |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016 |
-IncludeSimulator
IncludeSimulator スイッチは、表示対象の UM IP ゲートウェイのシミュレーターを取得します。 このスイッチで値を指定する必要はありません。
シミュレータを使用すると、クライアントとメールボックス サーバーを接続できます。
Type: | SwitchParameter |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016 |
入力
Input types
このコマンドレットに使用できる入力の種類を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 コマンドレットで入力の種類のフィールドが空白の場合、そのコマンドレットには入力データを指定できません。
出力
Output types
このコマンドレットに使用できる戻り値の型 (出力の種類) を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 出力の種類のフィールドが空白の場合、コマンドレットはデータを返しません。