Power BI レポートのページ間でスライサーを同期する
スライサーは、情報をフィルター処理して、セマンティック モデルの特定の部分に焦点を当てる場合に便利な方法です。 これを使用すると、Power BI ビジュアルに表示する値を厳密に選択することができます。
レポートの特定の 1 ページのみにスライサーを使用する場合があります。 または、スライサーを複数のページに適用する場合もあります。 "スライサーの同期" 機能を使用することで、任意のページで選択したスライサーが、選択したすべてのページの視覚化に反映されます。
スライサーの同期とそのしくみについては、「他のページでスライサーを同期して使用する」を参照してください。
スライサーの同期機能を有効にする方法
capabilities.json ファイルで、"supportsSynchronizingFilterState": true
を次の例に示すように設定します。
{
...
"supportsHighlight": true,
"suppressDefaultTitle": true,
"supportsSynchronizingFilterState": true,
"sorting": {
"default": {}
}
}
capabilities.json ファイルを更新した後は、カスタム スライサー ビジュアルを選択すると、 [スライサーの同期] ウィンドウが表示されます。
[スライサーの同期] ウィンドウで、レポートのどのページにスライサーの可視性とフィルターを適用するかを選択できます。
スライサーの同期方法に関する詳細については、「他のページでスライサーを同期して使用する」を参照してください。
注意
スライサーの同期機能を使用するレポートでは、API バージョン 1.13.0 以降を使用する必要があります。
考慮事項と制限事項
"スライサーの同期" 機能で一度にサポートできるのは、1 つのフィールドのみです。 スライサーに複数のフィールド (カテゴリまたはメジャー) がある場合、スライサーの同期機能は無効になります。