Power BI でのコネクタの機能拡張
カスタム 接続者を使用すると、Power BI で何百もの異なるソースのデータにアクセスして使用できます。 認定済みコネクタと認定されていないコネクタ、および Power BI Desktop でのコネクタの使用方法については、こちらをご覧ください。
Power BI では、既存のコネクタと ODBC、OData、OLE DB、Web、CSV、XML や JSON などの一般的なデータ ソースを使用してデータに接続できます。 また、開発者は、"カスタム コネクタ" と呼ばれるカスタム データ拡張機能を使用して新しいデータ ソースを有効にすることもできます。 Microsoft は、一部のカスタム コネクタを "認定コネクタ" として認定し、配布しています。
ご自分またはだれかが開発する認定されていないコネクタを使用する場合、検証または警告なしで拡張機能が読み込まれるように、Power BI Desktop のセキュリティの設定を調整する必要があります。 これらの拡張機能を使用すると、プライバシー レベルを無視し、資格情報を HTTP 経由で送信するなどして処理できます。そのため、この設定は、完全に信頼できるカスタム コネクタにのみ使用する必要があります。
開発者が証明書を使用してコネクタに署名して、ユーザーがご自分のセキュリティの設定を変更せずにコネクタを使用するために必要な情報を提供できるようにすることもできます。 詳しくは、「信頼されたサードパーティ製コネクタ」をご覧ください。
カスタム コネクタ
認定されていないカスタム コネクタは、小規模なビジネスに不可欠な API から Microsoft がコネクタをリリースしていない大規模な業界固有のサービスまで多岐に渡ります。 多くのコネクタは、ベンダーが配布しています。 特定の業界またはビジネス用のコネクタが必要な場合は、ベンダーにお問い合わせください。
認定されていないカスタム コネクタを使用するには:
拡張子が .pq、.pqx、.m、または .mez のコネクタ ファイルを、ローカルの [ドキュメント]\Microsoft Power BI Desktop\Custom Connectors フォルダーに入れます。 フォルダーが存在しない場合は作成します。
データ拡張機能のセキュリティ設定を調整するには、Power BI Desktop で、[ファイル]>[オプションと設定]>[オプション]>[セキュリティ] の順に選択します。
[データ拡張機能] から [(非推奨) 検証または警告せずに、あらゆる拡張機能の読み込みを許可する] を選択します。
[OK] を選択して、Power BI Desktop を再起動します。
Power BI Desktop のデータ拡張機能の既定のセキュリティ設定は、[(推奨) Microsoft 認定の拡張機能と他の信頼されたサード パーティー製の拡張機能のみの読み込みを許可する] です。 この設定では、認定されていないカスタム コネクタがお使いのシステムにある場合、Power BI Desktop の起動時に [認定されていないコネクタ] ダイアログ ボックスが表示され、安全に読み込むことができないコネクタを一覧表示します。
このセッションでコネクタを使用する必要がない場合にエラーを消去するには、[OK] を選択します。
このエラーを回避するには、ご自分の [データ拡張機能] セキュリティ設定を変更するか、ご自分の ""カスタム コネクタ"" フォルダーから認定されていないコネクタを削除します。
重要
DirectQuery モードで作業する場合に使用できるカスタム コネクタ データ ソースは 1 つだけです。 複数のカスタム コネクタ データ ソースは、DirectQuery では機能しません。
認定コネクタ
Microsoft は、カスタム データ拡張機能の限定されたサブセットを "認定" しています。 Microsoft はこれらのコネクタを配布しますが、パフォーマンスや継続する機能については責任を負いません。 そのコネクタを作成したサードパーティの開発者が、そのメンテナンスとサポートを担当します。
認定されているサードパーティ製のコネクタは、Power BI Desktop では汎用および共通のコネクタと共に、[データの取得] ダイアログボックスに一覧表示されます。 それらの認定コネクタの使用には、セキュリティ設定を調整する必要はありません。
関連するコンテンツ
カスタム コネクタが認定されるようにするには、「Power Query コネクタの認定」を参照してください。