Power BI モバイル アプリでデータをオフライン表示する
適用対象:
iPhone | iPad | Android フォン | Android タブレット |
モバイル ブラウザーでなくモバイル アプリで Power BI を表示する 1 つの利点は、ネットワークに接続していなくてもデータを表示できることです。
既定では、Power BI はデータを頻繁に更新するため、通勤中や出張中でもビジネス上の質問に対する最新の答えを受け取ることができます。
オフライン中のデータ アクセス
オフライン中は、モバイル アプリから以前にアクセスしたダッシュボードにアクセスして操作を実行できます。
モバイル アプリから以前にアクセスした Power BI レポートへの読み取り専用アクセスも可能です。 ただし、表示できるデータは、前回レポートを表示した時点でデバイスにキャッシュされたデータによって決まります。 たとえば、最後にレポートを表示したときに表示したのがフィルター処理されたデータだけであり、オフラインである今、フィルター処理されていないレポート全体を表示したいとすると、それができない場合があります。 これは、レポートを最後に表示した時点でフィルター処理されたデータだけがキャッシュされ、オフラインの今利用できるのがそれだけであるためです。
Note
DirectQuery またはライブ接続に基づくレポートはキャッシュされず、オフラインで利用できません。
バックグラウンドでのデータ更新
バックグラウンド更新では、ユーザーが過去 2 週間に表示したダッシュボードと、お気に入りとしてマークしたダッシュボードが、(データ ソースではなく) Power BI サービス上のデータを使用して更新されます。 Wi-Fi に接続している場合は、2 時間ごとにバックグラウンド更新が行われます。 Wi-Fi ではなく 3G ネットワークに接続している場合、コンテンツは Power BI によって 24 時間ごとに更新されます。
ネットワークの使用を回避するなどの場合には、バックグラウンド更新をオフにすることができます。 デバイスの設定を確認してください。
注意
ユーザーが iOS デバイスで Power BI モバイル アプリを使っていて、組織で Microsoft Intune MAM が構成されている場合は、バックグラウンド データ更新がオフになります。 次にアプリを起動したときは、Web 上の Power BI サービスからデータが更新されます。
詳しくは、「Microsoft Intune でモバイル アプリを構成する」をご覧ください。
オフラインのインジケーター
Power BI には、オフライン モードの切り替えを明確に示すインジケーターと共に、オフラインで使用できないために表示されないダッシュボード、レポート、およびタイルを示すインジケーターがあります。
考慮事項と制限事項
モバイル デバイスで Power BI をオフライン使用する場合:
- Power BI がオフラインでキャッシュできるデータは最大 250 MB です。
- DirectQuery またはライブ接続に基づくレポートはキャッシュされず、オフラインで利用できません。
- 一部の種類のタイルはアクティブなサーバー接続を必要とするため、オフラインで使用できません。 たとえば、Bing のマップ タイルとカスタム タイルの一部です。
- Power BI 内の Excel ブックはその全体がオフライン利用できません。
- Reporting Services KPI は、接続時にそれらを表示していたのならオフラインで表示できます。 バックグラウンドでは更新されません。 このデータは開くたびに更新されます。
- Power BI モバイル アプリでは、Power BI Report Server に保存された Power BI Desktop (PBIX) ファイルを表示することはできません。
- 改ページ対応レポート (RDL) は、ネットワークがオフラインの間は利用できません。
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