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Dataverse データの増分更新を読みこむ

Microsoft Dataverse から Azure Synapse Link for Dataverse の Synapse ワークスペースへの連続的なデータのパイプラインを作成した後は、指定した時間間隔の増分更新を読み取ることができます。 Azure Synapse Link for Dataverse でエクスポートされたすべての Dataverse テーブルには、SinkModifiedOn 列が含まれており、これを使用して増分の更新を取得できます。

注意

Azure Synapse Link for Microsoft Dataverse は以前は、Data Lake へのエクスポートと呼ばれていました。 このサービスは、2021 年 5 月より名称が変更され、Azure Synapse Analytics だけでなく、Azure Data Lake へのデータのエクスポートも継続されます。

前提条件

このセクションでは、エクスポートされた Dataverse データの増分更新を読み取るために必要な前提条件について説明します。

  • Azure Synapse Link for Dataverse。 このガイドは、データをからエクスポート済みであることを前提としていますAzure Synapse Link for Dataverse を使用して Dataverse からすでにデータをエクスポートし、すべてのテーブルが 追加のみ モードと同期していることを前提としています。

  • ストレージ アカウントのアクセス。 ストレージ アカウントには、次のいずれかのロールが付与されている必要があります。ストレージ BLOB データ閲覧者、ストレージ BLOB データ共同作成者、またはストレージ BLOB データ所有者。

  • Synapse 管理者。 Synapse Studio 内で Synapse 管理者 ロールへのアクセスが付与されている必要があります。

Dataverse データの増分更新を読みこむ

  1. Azure Synapse Analytics ワークスペースに移動します。

  2. 左側のサイドパネルから 開発 を選択し、+ > SQL スクリプト を選択します。

  3. 次の SQL クエリを貼り付け、CONTAINER_NAME をコンテナの名前、TABLE_NAME を Dataverse テーブルの名前、TIMESTAMP_STARTTIMESTAMP_END を UTC 形式の時間サイクル間隔 (YYYY-MM-DDTHH:MM:SS) に置き換えます。

        SELECT * 
        FROM [CONTAINER_NAME].[dbo].[TABLE_NAME]
        WHERE [SinkModifiedOn] >= TIMESTAMP_START AND [SinkModifiedOn] <= TIMESTAMP_END
    
  4. クエリを実行すると、指定した時間のサイクル間隔で行われた Dataverse テーブルの増分更新を含むテーブルが表示されます。

関連項目

Azure Synapse Link for Dataverse

注意

ドキュメントの言語設定についてお聞かせください。 簡単な調査を行います。 (この調査は英語です)

この調査には約 7 分かかります。 個人データは収集されません (プライバシー ステートメント)。