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デバイスでの PlayReady の統合

このトピックでは、デバイス メーカーが PlayReady クライアントをデバイスと統合するプロセスの概要について説明します。

デバイスでの PlayReady クライアントの統合は大きな価値があります。 これにより、アプリケーションはデバイス上で最高のコンテンツ保護にアクセスでき、デバイス上のすべての種類のビデオおよびオーディオ サービスの実装が容易になります。

アーキテクチャ

次の図は、PlayReady PK コンポーネントと、それらがデバイス ソフトウェア スタックにどのように収まるかを示しています。

Porting Kit Architecture

開発、統合、自己認定のプロセス

  1. Microsoft から PlayReady 移植キット (PK) のライセンスを取得します。

  2. PK をプラットフォームに移植します。

    1. プラットフォームの PK をコンパイルします。
    2. PK の OEM 機能の機能をプラットフォームに適応させ、PK に必要な基本的なサービス (メモリ、クロック、暗号化アクセラレータ、ビデオ パスなど) を提供します。
    3. PK をビデオおよびオーディオ プレーヤーと統合します。
    4. デバイスで PlayReady 操作を有効にするアプリケーション、または複数のアプリケーション開発者が使用できるようにする SDK で公開されている API を作成します。
  3. コンプライアンスと堅牢性の規則の要件に関してポートを検証します。

    1. 該当するすべての要件に対してデバイスをテストします。
    2. 見つかった非準拠を修正します。 再テストします。
    3. 必要に応じて、サード パーティのセキュリティ ハウスまたはテスト ハウスを使用します。
  4. デバイス シークレット (モデル レベルのクライアント証明書と関連付けられている秘密キー、またはユニット レベルのクライアント証明書プロビジョニング サービス) を準備します。

  5. デバイスを製造し、市場に配布します。

  6. 四半期ごとに、ボリュームを Microsoft に報告し、使用料を支払います。

PlayReady 対応チップをデバイスに統合する

PlayReady がハードウェアにインストールされているデバイス、または集積回路上の PlayReady を使用してデバイスを設計する場合は、PlayReady デバイス 移植キットをハードウェアに移植するために必要なハードウェアまたはソフトウェアを提供する必要があります。 PlayReady パートナーによって設計された一部の集積回路には、既に PlayReady がチップにインストールされており、デバイスの設計時にこれらの集積回路を使用できます。

ハードウェア ベースの PlayReady の開発に関する一般的な情報については、「 ハードウェアとソフトウェアの DRM」を参照してください。