FileSystemObject オブジェクト
コンピューターのファイル システムへのアクセスを提供します。
構文
Scripting.FileSystemObject
注釈
次のコードはFileSystemObjectオブジェクトを使用して読み書き可能なTextStream オブジェクトを返す方法を示しています。
Set fs = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
Set a = fs.CreateTextFile("c:\testfile.txt", True)
a.WriteLine("This is a test.")
a.Close
コード例では、次のとおりです。
- CreateObject 関数は FileSystemObject (
fs
) を返します。 - CreateTextFile メソッドは、ファイルを TextStream オブジェクト (
a
) として作成します。 - WriteLine メソッドは、作成されたテキスト ファイルにテキスト行を書き込みます。
- Close メソッドは、バッファーをフラッシュし、ファイルを閉じます。
メソッド
メソッド | 説明 |
---|---|
BuildPath | 既存のパスに名前を追加します。 |
CopyFile | 1 つ以上のファイルを別の場所にコピーします。 |
CopyFolder | 1 つ以上のフォルダーを別の場所にコピーします。 |
CreateFolder | 新しいフォルダーを作成します。 |
CreateTextFile | テキスト ファイルを作成し、ファイルの読み取りまたは書き込みに使用できる TextStream オブジェクトを返します。 |
DeleteFile | 指定した 1 つ以上のファイルを削除します。 |
DeleteFolder | 指定した 1 つ以上のフォルダーを削除します。 |
DriveExists | 指定したドライブが存在するかどうかを確認します。 |
FileExists | 指定したファイルが存在するかどうかを確認します。 |
FolderExists | 指定したフォルダーが存在するかどうかを確認します。 |
GetAbsolutePathName | 指定したパスのドライブのルートからの完全なパスを返します。 |
GetBaseName | 指定したファイルまたはフォルダーのベース名を返します。 |
GetDrive | 指定したパスのドライブに対応するドライブ オブジェクトを返します。 |
GetDriveName | 指定したパスのドライブ名を返します。 |
GetExtensionName | 指定したパスの最後のコンポーネントのファイル拡張子名を返します。 |
GetFile | 指定したパスのファイル オブジェクトを返します。 |
GetFileName | 指定したパスの最後のコンポーネントのファイル名またはフォルダー名を返します。 |
GetFolder | 指定したパスのフォルダー オブジェクトを返します。 |
GetParentFolderName | 指定したパスの最後のコンポーネントの親フォルダーの名前を返します。 |
GetSpecialFolder | Windows の一部の特殊フォルダーのパスを返します。 |
GetTempName | ランダムに生成された一時ファイルまたはフォルダーを返します。 |
Move | 指定したファイルまたはフォルダーを別の場所に移動します。 |
MoveFile | 1 つ以上のファイルを別の場所に移動します。 |
MoveFolder | 1 つ以上のフォルダーを別の場所に移動します。 |
OpenAsTextStream | 指定したファイルを開き、開いたファイルの読み取り、書き込み、または追加書き込みに使用できる TextStream オブジェクトを返します。 |
OpenTextFile | ファイルを開き、ファイルへのアクセスに使用できる TextStream オブジェクトを返します。 |
WriteLine | 指定した文字列と改行文字を TextStream ファイルに書き込みます。 |
プロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
Drives | コンピューター上のすべての Drive オブジェクトのコレクションを返します。 |
名前 | 指定したファイルまたはフォルダーの名前を設定するか返します。 |
Path | 指定したファイル、フォルダー、またはドライブのパスを返します。 |
Size | ファイルの場合は、指定したファイルのバイト単位でのサイズを返します。フォルダーの場合、そのフォルダーに含まれるすべてのファイルとサブフォルダーのサイズをバイト単位で返します。 |
Type | ファイルまたはフォルダーの種類に関する情報を返します (たとえば .TXT で終わるファイルの場合は、"Text Document" を返します)。 |
関連項目
- オブジェクト (Visual Basic for Applications)
- プロパティ (Visual Basic for Applications)
- オブジェクト (Visual Basic for Applications)
- Office 用オブジェクト ライブラリ リファレンス (メンバー、プロパティ、メソッド)
サポートとフィードバック
Office VBA またはこの説明書に関するご質問やフィードバックがありますか? サポートの受け方およびフィードバックをお寄せいただく方法のガイダンスについては、Office VBA のサポートおよびフィードバックを参照してください。