Selection オブジェクト (Publisher)
ウィンドウまたはウィンドウ枠の現在の選択範囲を表します。 選択範囲は、文書内の選択 (強調表示されている) 領域を表すかが選択されていないパブリケーションの場合は、カーソルを表します。 文書のウィンドウ枠あたり Selection オブジェクトを 1 つだけ存在して、アプリケーション全体で 1 つの Selection オブジェクトをアクティブにすることができます。
注釈
Selection オブジェクトを取得するには、Document.Selection プロパティを使用します。 Selection プロパティにオブジェクト修飾子が使われていない場合は、作業中の文書ウィンドウにあるアクティブ ウィンドウ枠の選択範囲が返されます。
例
次の使用例は、作業中の文書のアクティブ ウィンドウ枠から、現在の選択範囲をコピーします。
Sub CopySelection()
Selection.ShapeRange.Copy
End Sub
次の例では、選択されている項目の種類を決定し、オートシェイプの場合は、選択範囲の最初の図形に色を塗りつぶします。 次の使用例は、作業中の文書で少なくとも 1 つの項目が選択されていることを前提としています。
Sub SelectedShape()
If Selection.Type = pbSelectionShape Then
Selection.ShapeRange.Item(1).Fill.ForeColor _
.RGB = RGB(Red:=200, Green:=20, Blue:=255)
End If
End Sub
次の使用例は、選択範囲をコピーして、作業中の文書の 2 ページ目の 1 つ目の図形に貼り付けます。
Sub CopyPasteSelection()
Selection.TextRange.Copy
With ActiveDocument.Pages(2).Shapes(1).TextFrame.TextRange
.Collapse Direction:=pbCollapseEnd
.InsertAfter NewText:=vbLf
.Paste
End With
End Sub
メソッド
プロパティ
関連項目
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