TextRange.Runs メソッド (PowerPoint)
指定されたテキスト ランのサブセットを表す TextRange オブジェクトを返します。 テキスト ランは、同じフォント属性を共有する文字の範囲で構成されています。
構文
式。 Runs
( _Start_
, _Length_
)
式TextRange オブジェクトを表す変数。
パラメーター
名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
Start | 省略可能 | 長整数型 (Long) | 返されるテキスト範囲の最初のランを指定します。 |
Length | 省略可能 | 長整数型 (Long) | 返されるテキストのラン数を指定します。 |
戻り値
TextRange
注釈
引数 Start と Length の両方を省略する場合、返されるテキストは指定した範囲の最初のランから最後の段落までになります。
Start を指定して Length を省略すると、取得範囲はラン 1 つとなります。
Length を指定して Start を省略すると、取得範囲は指定された範囲の先頭のランから始まります。
Start が指定されたテキストのラン数より大きい場合、取得範囲は指定された範囲の最後のランから始まります。
Length が指定された先頭のランからテキスト末尾までのラン数より大きい場合、取得範囲はこれらすべてのランとなります。
ランとは、先行する文字と異なるフォント属性を持つ文字から、同じフォント属性を持つ最後の文字から 2 番目の文字までの、すべての文字を意味します。 たとえば、次の文を考えてみましょう。
この斜体の単語は 太字 ではありません。
この文では、"This" という単語の後ろのスペースが斜体として書式設定されていない場合、最初のランは "This" という単語で構成されます (スペースが斜体として書式設定されている場合、最初のランは最初の 3 文字 "Thi" で構成されます)。 同様に、単語の後ろのスペースが斜体として書式設定されている場合、2 番目のランは単語 "italic" となります。
テキスト範囲内のランのカウントまたはループについては、 TextRange オブジェクトを参照してください。
例
次の使用例は、作業中のプレゼンテーションのスライド 1 の図形 2 内の 2 番目のランの書式が既に斜体として書式設定されている場合、太字も設定します。
With Application.ActivePresentation.Slides(1).Shapes(2) _
.TextFrame.TextRange
With .Runs(2).Font
If .Italic Then
.Bold = True
End If
End With
End With
関連項目
サポートとフィードバック
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