Application.AutomationSecurity プロパティ (PowerPoint)
プログラムでファイルを開くときに Microsoft PowerPoint で使用するセキュリティ モードを指定します。 値の取得と設定が可能です。
構文
expression. AutomationSecurity
expressionApplicationオブジェクトを表す変数 。
戻り値
MsoAutomationSecurity
注釈
このプロパティは、アプリケーションが起動したときに自動的に msoAutomationSecurityLow に設定されます。 したがって、既定の設定に依存するソリューションの分割を避けるため、注意が必要プログラムを使用してファイルを開いた後、このプロパティを msoAutomationSecurityLow にリセットします。 また、悪意を持った攻撃を避けるためには、プログラムを使用してファイルを開いた後、直前にこのプロパティを設定する必要があります。
DisplayAlerts プロパティの値は、セキュリティの警告には適用されません。 たとえば、ユーザー設定、 DisplayAlerts プロパティに false を指定 し、 AutomationSecurity プロパティに msoAutomationSecurityByUI ユーザーが中程度のセキュリティ レベルにあるときに場合がありますセキュリティの警告マクロの実行中に。 これにより、マクロのセキュリティのかどうかはファイルを正常に開くときに警告が表示され、ファイルを開くエラーをトラップできます。
AutomationSecurity プロパティの値には、これらの MsoAutomationSecurity 定数のいずれかを指定できます。
定数 | 説明 |
---|---|
msoAutomationSecurityByUI | [ セキュリティ センター] ダイアログ ボックスで指定されたセキュリティ設定を使用します。 |
msoAutomationSecurityForceDisable | プログラム上で開いたすべてのファイルのマクロを、セキュリティ警告を表示することなく、すべて無効にします。 |
msoAutomationSecurityLow | すべてのマクロを有効にします。 アプリケーションが起動されたときの既定値です。 |
例
次の使用例は、現在の自動セキュリティ設定を取得し、設定を変更してマクロを無効にします。次に、[ファイルを開く] ダイアログ ボックスを表示し、選択したプレゼンテーションが開かれた後に、自動セキュリティを元の設定に戻します。
Sub Security()
Dim secAutomation As MsoAutomationSecurity
secAutomation = Application.AutomationSecurity
Application.AutomationSecurity = msoAutomationSecurityForceDisable
Application.FileDialog(msoFileDialogOpen).Show
Application.AutomationSecurity = secAutomation
End Sub
関連項目
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