ComboBox.MatchEntry プロパティ (Outlook フォーム スクリプト)

ユーザー入力時にリストが ComboBox によりどのように検索されるかを示す、整数型 ( Integer) を取得または設定します。 値の取得と設定が可能です。

構文

式。MatchEntry

式: ComboBox オブジェクトを表す変数。

注釈

引数 MatchEntry の設定値は次のとおりです。

値	説明
0	基本マッチング。 入力された文字で始まる次のエントリが検索されます。 同じ文字を繰り返し入力すると、この文字で始まるすべてのエントリが循環して選択されます。
1	拡張マッチング。 入力した文字とすべて一致する項目を検索します (既定値)。
2	マッチングを行いません。

MatchEntry プロパティは、リスト ボックス (ListBox) コントロールまたはコンボ ボックス (ComboBox) コントロールの TextColumn プロパティの項目の検索方法を指定します。

コントロールに文字を入力すると、 TextColumn プロパティが示す列を対象にして、入力した文字列と一致する項目があるかどうかが検索されます。 一致する項目が見つかると、その項目を含む行が選択され、その列の内容が表示され、 BoundColumn プロパティの内容がコントロールの値になります。 一致する項目が確定されると、 Click イベントが発生します。

ユーザーが入力した文字列とリストの中で一致する項目が 1 つに限定されると、その時点で Click イベントが発生します。 文字を入力すると、その入力内容がリストの現在の行と比較され、続けて次の行と比較されます。 このとき、現在の行のみと一致する場合は、マッチングが確定されます。

Microsoft Forms では、リストが並ベ替えられているかどうかに関係なく、この規則が適用されます。 つまり、リスト内での項目の順序どおりに最初に一致する項目が検索の対象となります。 たとえば、次のようなリストの場合は、"abc" と入力しても "bc" と入力しても Click イベントが発生します。

abcde 
bcdef 
abcxyz 
bchij

いずれの場合も、他にも一致する項目がありますが、隣接する項目に一致する項目がないため、マッチングが確定し、 Click イベントが発生します。

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