CommandBar オブジェクト (Office)
コンテナー アプリケーションでのコマンド バーを表します。 CommandBar オブジェクトは、CommandBars コレクションのメンバーです。
注:
[!メモ] 一部の Microsoft Office アプリケーションにおける CommandBars の使用方法が、Microsoft Office Fluent ユーザー インターフェイスの新しいリボン コンポーネントによって置き換えられました。 詳細については、「Office Fluent リボンの概要」を参照してください。
例
CommandBars (index) を使用します。index はコマンド バーの名前またはインデックス番号で、1 つの CommandBar オブジェクトを返します。 次の例では、コマンド バーのコレクションをステップ実行して、"Forms" という名前のコマンド バーを見つけます。このコマンド バーが見つかると、そのコマンド バーが表示され、ドッキング状態が保護されます。 この例では、変数 cb は CommandBar オブジェクトを表します。
foundFlag = False
For Each cb In CommandBars
If cb.Name = "Forms" Then
cb.Protection = msoBarNoChangeDock
cb.Visible = True
foundFlag = True
End If
Next cb
If Not foundFlag Then
MsgBox "The collection does not contain a Forms command bar."
End If
名前またはインデックス番号を使用して、コンテナー アプリケーションで使用可能なメニュー バーとツール バーの一覧でメニュー バーまたはツール バーを指定します。 ただし、CommandBar オブジェクトで表されるメニュー、ショートカット メニュー、またはサブメニューを指定するには、名前を使用する必要があります。 次の使用例は、[ツール] メニューの下端に新しいメニュー項目を追加します。 選択すると、新しいメニュー項目で "qtrReport" という名前のプロシージャが実行されます。
Set newItem = CommandBars("Tools").Controls.Add(Type:=msoControlButton)
With newItem
.BeginGroup = True
.Caption = "Make Report"
.FaceID = 0
.OnAction = "qtrReport"
End With
2 つ以上のカスタム メニューまたはサブメニューの名前が同じ場合、 CommandBars(index) は最初のメニューを返します。 目的のメニューまたはサブメニューが確実に返されるようにするには、そのメニューを表示するポップアップ コントロールを検索します。 次に、そのポップアップ コントロールに CommandBar プロパティを設定すると、目的のメニューを表すコマンド バーが返されます。 [カスタム ツール] という名前のツール バーの 3 番目のコントロールがポップアップ コントロールであると仮定すると、この例では、そのメニューの下部に [保存] コマンドを追加します。
Set viewMenu = CommandBars("Custom Tools").Controls(3)
viewMenu.Controls.Add ID:=3 'ID of Save command is 3
関連項目
サポートとフィードバック
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