WorksheetFunction.Ceiling_Precise メソッド (Excel)
指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に数値を丸めます。
構文
式。Ceiling_Precise (Arg1,Arg2)
式: WorksheetFunction オブジェクトを表す変数。
パラメーター
名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
Arg1 | 必須 | Double | 数値 - 丸める値。 |
Arg2 | 省略可能 | バリアント型 (Variant) | 基準値: 倍数の基準となる数値を指定します。 |
戻り値
Double
注釈
たとえば、原価 442 円の部品に値段を付ける場合に、1 円単位の端数を出さないようにするには、数式 Ceiling(4.42,0.05)
を使って、値を最も近い 10 円単位の値に丸めることができます。
有意性引数を省略すると、値 1.0 が使用されます。
Ceiling_Precise メソッドで切り上げと切り捨てのどちらが行われるかは、数値と基準値の引数の符号によって決まります。
Sign (Arg1/Arg2) | 丸めの方法 |
---|---|
-/- | 切り捨て |
+/+ | 切り上げ |
-/+ | 切り捨て |
+/- | 切り上げ |
引数に数値以外の値を指定すると、エラー値が返されます。
数値が既に基準値の倍数になっている場合は、その値が返されます。
注:
CEILING.PRECISE アルゴリズムは、ISO.CEILING 関数で使用されるアルゴリズムと同じです。
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