Range.Parse メソッド (Excel)
指定セル範囲内のデータを分割して、複数のセルに入力します。 分割元セル範囲内のデータは、互いに隣接する複数の列のセル範囲に分配されます。分割元として指定できるセル範囲は、1 つの列内のセル範囲に限られます。
構文
式。Parse (ParseLine,Destination)
expression は Range オブジェクトを表す変数です。
パラメーター
名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
ParseLine | 省略可能 | バリアント型 (Variant) | データの区切り位置を文字列で指定します。この文字列の中では、区切り位置を角かっこ ([]) で指定します。 |
Destination | 省略可能 | Variant (バリアント型) | 分割するデータの入力先の左上位置となるセル範囲 (Range オブジェクト) を指定します。 この引数を省略すると、分割元のセル範囲になります。 |
戻り値
バリアント型
解説
ParseLine[xxx][xxx]
は、変換先の範囲の最初の列に最初の 3 文字を挿入し、次の 3 文字を 2 番目の列に挿入します。 この引数を省略すると、Microsoft Excel は、範囲内の左上のセルの間隔に基づいて列を分割する場所を推測します。
別の範囲を使用して解析行を推測する場合は、ParseLine 引数として Range オブジェクトを使用します。 用いる範囲は、分割されているセルのいずれかである必要があります。 ParseLine 引数は、角かっことスペースを含めて 255 文字以下にする必要があります。
例
次の使用例は、206-555-1212 という電話番号を 2 列に分割します。 最初の列には最初の 3 桁だけが入力され、2 番目の列にはハイフンで区切られた 7 桁の番号が入力されます。
Worksheets("Sheet1").Columns("A").Parse _
parseLine:="[xxx] [xxxxxxxx]", _
destination:=Worksheets("Sheet1").Range("B1")
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