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Screen.MousePointer プロパティ (Access)

現在表示されているマウス ポインターの種類を指定または決定するには、 MousePointer プロパティと Screen オブジェクトを使用します。 値の取得および設定が可能です。整数型 (Integer) の値を使用します。

構文

MousePointer

Screen オブジェクトを表す変数。

注釈

MousePointer プロパティの設定値は、以下のポインターの 1 つを示す Integer の値です。

Setting 説明
0 (既定値)図形は Microsoft Access によって決定されます。
1 標準の選択 (矢印)
3 テキスト選択 (I 字型ポインター)
7 上下に拡大/縮小
9 左右に拡大/縮小
11 待ち状態 (砂時計)

注:

MousePointer プロパティにこの表にある値以外の整数を指定すると、0 が設定されます。

MousePointer プロパティは、画面全体でのマウス ポインターの外観に影響を与えます。 独自のコントロールの中にも MousePointer プロパティを含んでいるものがあり、設定されると、コントロールの上にマウス ポインターが置かれたときにどのように表示されるかを示します。

MousePointer プロパティに 11 を設定して砂時計のアイコンを表示し、アプリケーションがビジーであることを示すことができます。 また、どのアイコンが表示されているかを確認するために、MousePointer プロパティを参照することもできます。 これは、マウス ポインターが砂時計アイコンを表示しているときに、ユーザーがコマンド ボタンを選択できないようにする場合に便利です。

MousePointer プロパティを 11 に設定することは、DoCmd オブジェクトの Hourglass メソッドに True (1) 引数を渡すのと同じです。 その反対に、引数 TrueHourglass メソッドに引き渡しても、MousePointer プロパティに 11 が設定されます。

次の使用例では、マウス ポインターを砂時計に変えます。

Screen.MousePointer = 11

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