DoCmd.FindRecord メソッド (Access)
FindRecord メソッドは、Visual Basic で FindRecord アクションを実行します。
構文
式。FindRecord (FindWhat、 Match、 MatchCase、 Search、 SearchAsFormatted、 OnlyCurrentField、 FindFirst)
expression: DoCmd オブジェクトを表す変数。
パラメーター
名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
FindWhat | 必須 | バリアント型 | テキスト、数字、または日付を評価する式です。 式には、検索の対象になるデータが含まれます。 |
Match | オプション | AcFindMatch | 検索する場所を、AcFindMatch クラスの定数で指定します。 既定値は acEntire です。 |
MatchCase | 省略可能 | バリアント型 | 大文字と小文字を区別する検索に対しては True (- 1)、大文字と小文字を区別しない検索に対しては False (0) を使います。 この引数を空白にすると、既定値 (False) と見なされます。 |
検索 | オプション | AcSearchDirection | 検索する方向を、AcSearchDirection クラスの定数で指定します。 既定値は acSearchAll です。 |
SearchAsFormatted | 省略可能 | バリアント型 | 書式化された形式でデータを検索するには True、データベースに保存されている形式でデータを検索するには False を使います。 この引数を空白にすると、既定値 (False) と見なされます。 |
OnlyCurrentField | オプション | AcFindField | 検索の対象をすべてのフィールドとするかまたはカレント フィールドのみとするかを、AcFindField クラスの定数で指定します。 既定値は acCurrent です。 |
FindFirst | 省略可能 | バリアント型 | 最初のレコードから検索を開始するには、True を使います。 カレント レコードの次のレコードから検索を開始するには、False を使います。 この引数を指定しないと、True (既定値) が使われます。 |
注釈
プロシージャが FindRecord メソッドを呼び出すと、Access はレコード内の指定されたデータを検索します (検索の順序は 、Search 引数の設定によって決まります)。 指定データが見つかると、そのレコードの該当データが選択されます。
FindRecord メソッドは、成功または失敗を示す値を返しません。 レコードセットに値が存在するかどうかを判断するには、Recordset オブジェクトの FindFirst、FindNext、FindPrevious、または FindLast メソッドを使用します。 これらのメソッドは、指定した値が見つからない場合、 NoMatch プロパティの値を True に 設定します。
例
次の例では、カレント フィールドに "山田" という名前が格納されているレコードのうち最初のレコードを検索します。 "やまだ" や "山田山" は検索されません。
DoCmd.FindRecord "Smith",, True,, True
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