Control.Selected プロパティ (Access)
Visual Basic の Selected プロパティを使用して、項目が選択されているかどうかを判断します。 読み取り/書き込みが可能な Long です。
構文
式。選択済み (lRow)
式Control オブジェクトを表す変数。
パラメーター
名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
lRow | 必須 | 長整数型 (Long) | リスト ボックスの項目です。 最初の項目が 0、2 番目の項目が 1、以降同様の値になります。 |
注釈
Selected プロパティは、リスト ボックス内の各項目の選択状態を示す、添字が 0 から始まる配列です。
Setting | 説明 |
---|---|
True | リスト ボックスの項目は選択されています。 |
False | リスト ボックスの項目は選択されていません。 |
このプロパティは、実行時のみ使用可能です。
リスト ボックスのコントロールの " MultiSelect /複数選択" プロパティが [None/しない] に設定されている場合、 Selected プロパティが True になる項目は 1 つだけです。 リスト ボックスのコントロールの " MultiSelect /複数選択" プロパティが [Simple/標準] または [Extended/拡張] に設定されている場合、複数またはすべての項目の Selected プロパティが True になります。 フィールドに連結された複数選択のリスト ボックスの Value プロパティは Null に設定されています。 Selected プロパティまたは ItemsSelected コレクションを使用して、どの項目が選択されたかという情報を取得します。
Visual Basic を使用してリスト ボックス内の項目を選択するには、 Selected プロパティを使用します。 たとえば、次の使用例では、リストの 5 番目の項目を選択します。
Me!Listbox.Selected(4) = True
例
次の例では、 Selected プロパティを使用して 、lstSource リスト ボックス内の選択した項目を lstDestination リスト ボックスに移動します。 lstDestination リスト ボックスの RowSourceType プロパティは値リストに設定され、コントロールの RowSource プロパティは lstSource コントロール内の選択したすべての項目から構築されます。 lstSource リスト ボックスの MultiSelect プロパティが Extended に設定されています。 CopySelected( ) プロシージャは、 cmdCopyItem コマンド ボタンから呼び出されます。
Private Sub cmdCopyItem_Click()
CopySelected Me
End Sub
Public Sub CopySelected(ByRef frm As Form)
Dim ctlSource As Control
Dim ctlDest As Control
Dim strItems As String
Dim intCurrentRow As Integer
Set ctlSource = frm!lstSource
Set ctlDest = frm!lstDestination
For intCurrentRow = 0 To ctlSource.ListCount - 1
If ctlSource.Selected(intCurrentRow) Then
strItems = strItems & ctlSource.Column(0, _
intCurrentRow) & ";"
End If
Next intCurrentRow
' Reset destination control's RowSource property.
ctlDest.RowSource = ""
ctlDest.RowSource = strItems
Set ctlSource = Nothing
Set ctlDest = Nothing
End Sub
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