ComboBox.LimitToList プロパティ (Access)
LimitToList プロパティを使用して、コンボ ボックスの値をリストされた項目に制限します。 読み取り/書き込みが可能な Boolean です。
構文
式。LimitToList
式ComboBox オブジェクトを表す変数。
注釈
"LimitToList/入力チェック" プロパティの設定値は次のとおりです。
Setting | Visual Basic | 説明 |
---|---|---|
はい | True | If the user selects an item from the list in the combo box or enters text that matches a listed item, Microsoft Access accepts it. 入力したテキストが一覧の項目と一致しない場合、テキストは受け入れられません。その後、ユーザーはエントリを再入力し、リストされている項目を選択し、Esc キーを押すか、[編集] メニューの [元に戻す] を選択する必要があります。 |
いいえ | False | (既定値)Access は、 ValidationRule プロパティに準拠するすべてのテキストを受け入れます。 |
テーブル フィールドの場合、DisplayControl プロパティがコンボ ボックスに設定されているフィールドのテーブル デザイン ビューの [フィールド プロパティ] セクションの [ルックアップ] タブで、このプロパティを設定できます。
注:
テーブル デザイン ビューのフィールドのデータ型として [参照ウィザード] を選択すると、Access によって LimitToList プロパティが自動的に設定されます。
連結コンボ ボックスの "LimitToList/入力チェック" プロパティに [No/いいえ] が設定されている場合は、一覧に表示されていない値もコンボ ボックスに入力できます。 Access は、RowSource プロパティによるコンボ ボックスのテーブルまたはクエリ セットではなく、フォームの基になるテーブルまたはクエリ (コンボ ボックスの ControlSource プロパティで指定されたフィールド) に新しい値を格納します。 新たに入力した値がコンボ ボックスに表示されるようにするには、マクロまたは NotInList イベントの発生時に実行する Visual Basic のイベント プロシージャを使用して、" RowSource /値集合ソース" プロパティに設定されたテーブルまたはクエリに新しい値を追加します。
LimitToList プロパティと AutoExpand プロパティの両方を [はい] に設定すると、ユーザーがコンボ ボックスのテキスト ボックス部分に文字を入力し、エントリをそれらの値のみに制限すると、リストから一致する値を検索できます。
注:
コンボ ボックスの BoundColumn プロパティを最初に表示される列以外の列に設定した場合 (または BoundColumn を 0 に設定した場合)、 LimitToList プロパティは自動的に [はい] に設定されます。
LimitToList プロパティが [はい] に設定され、ユーザーがコンボ ボックスの横にある矢印を選択すると、AutoExpand プロパティが [いいえ] に設定されている場合でも、ユーザーがコンボ ボックスのテキスト ボックス部分に文字を入力すると、リスト内の一致する値が選択されます。 ユーザーが Enter キーを押すか、別のコントロールまたはレコードに移動すると、選択した値がコンボ ボックスに表示されます。
"LimitToList/入力チェック" プロパティが [Yes/はい] または True に設定されている場合は、リストに null 値が含まれていてもいなくても、コンボ ボックスに null 値を入力できます。 コンボ ボックスに null 値を入力できないようにする場合は、コンボ ボックスが連結されているテーブルのフィールドの " Required /値要求" プロパティに [Yes/はい] を設定します。
例
次の使用例では、指定したコンボ ボックスの値を一覧の項目だけに制限します。
Forms("Order Entry").Controls("States").LimitToList = True
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