ComboBox.Column プロパティ (Access)
複数列コンボ ボックスまたはリスト ボックス内の特定の列または列と行の組み合わせを参照するには、 Column プロパティを使用します。 読み取り専用のバリアント型 (Variant) の値。
構文
式。列 (インデックス、 行)
式ComboBox オブジェクトを表す変数。
パラメーター
名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
Index | 必須 | 長整数型 (Long) | 下限が 0 で、上限が " ColumnCount /列数" プロパティの値から 1 を減算した値に等しい長整数型の値です。 |
Row | 省略可能 | バリアント型 (Variant) | 下限が 0 で、上限が ListCount プロパティの値から 1 を減算した値に等しい整数型の値です。 |
注釈
最初の列の参照には 0、2 番目の列には 1 を使用します。 同様に、最初の行の参照には 0、2 番目の行には 1 を使用します。 たとえば、得意先 ID と得意先名を含むリスト ボックスで、2 列目、5 行目の得意先名を参照する場合、以下のように指定します。
Forms!Contacts!Customers.Column(1, 4)
Column プロパティを使用して、コンボ ボックスまたはリスト ボックスの内容をテキスト ボックスなどの別のコントロールに割り当てます。 たとえば、テキスト ボックスの ControlSource プロパティをリスト ボックスの 2 番目の列の値に設定するには、次の式を使用できます。
=Forms!Customers!CompanyName.Column(1)
コンボ ボックスまたはリスト ボックスの列を参照するときに、ユーザーが何も選択しないと、 Column プロパティの設定値は Null 値になります。 次の例のように、 IsNull 関数を使用して、選択が行われたかどうかを判断します。
If IsNull(Forms!Customers!Country)
Then MsgBox "No selection."
End If
注:
コンボ ボックスまたはリスト ボックスの列数を確認するには、ColumnCount プロパティの値を使用します。
例
次の使用例では、Column プロパティと "ColumnCount/列数" プロパティを使用して、リスト ボックスで選択された項目の各列の値を表示します。
Public Sub Read_ListBox()
Dim intNumColumns As Integer
Dim intI As Integer
Dim frmCust As Form
Set frmCust = Forms!frmCustomers
If frmCust!lstCustomerNames.ItemsSelected.Count > 0 Then
' Any selection?
intNumColumns = frmCust!lstCustomerNames.ColumnCount
Debug.Print "The list box contains "; intNumColumns; _
IIf(intNumColumns = 1, " column", " columns"); _
" of data."
Debug.Print "The current selection contains:"
For intI = 0 To intNumColumns - 1
' Print column data.
Debug.Print frmCust!lstCustomerNames.Column(intI)
Next intI
Else
Debug.Print "You haven't selected an entry in the " _
& "list box."
End If
Set frmCust = Nothing
End Sub
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