Application.LoadCustomUI メソッド (Access)
カスタマイズされたリボンを表現する XML マークアップを読み込みます。
構文
式。LoadCustomUI (CustomUIName,CustomUIXML)
式Application オブジェクトを返す式。
パラメーター
名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
CustomUIName | 必須 | String | カスタマイズされたリボンを識別するために使用される名前です。 |
CustomUIXML | 必須 | String | カスタマイズされたリボンを定義する XML マークアップ コードです。 |
注釈
リボンを作成して Access で利用できるようにするには、リボンの名前と XML カスタマイズ マークアップを渡して LoadCustomUI メソッドを呼び出すプロシージャを使用して、まずデータベース内にモジュールを作成します。 XML マークアップには、テーブルから作成される Recordset オブジェクト、データベース外部のソース (String に解析する必要がある XML ファイルなど)、またはプロシージャの内部に直接埋め込まれた XML マークアップを指定できます。
各リボンの名前と、リボンを構成するタブの id 属性が一意である限り、異なる XML マークアップを引数に指定して LoadCustomUI メソッドを複数回呼び出すことによって、複数の異なるリボンを利用可能にすることができます。
プロシージャが完了したら、"RunCode/プロシージャの実行" アクションを使用してプロシージャを呼び出す AutoExec マクロを作成します。 これにより、アプリケーションが開始されたときに LoadCustomUI メソッドが自動的に実行され、すべてのカスタム リボンをアプリケーションで使用できるようになります。
例
次のコード例では、単語 "Ribbon" が名前に含まれるすべてのテーブルから Recordset を作成します。 次に 、LoadCustomUI メソッドを呼び出してリボンを読み込み、それらをデータベースで使用できるようにします。 最後に、レコードセットと、 Database オブジェクトへの参照を閉じます。
Function LoadRibbons()
Dim i As Integer
Dim db As DAO.Database
Set db = Application.CurrentDb
For i = 0 To (db.TableDefs.Count - 1)
If (InStr(1, db.TableDefs(i).Name, "Ribbons")) Then
Dim rs As DAO.Recordset
Set rs = CurrentDb.OpenRecordset(db.TableDefs(i).Name)
rs.MoveFirst
While Not rs.EOF
Application.LoadCustomUI rs("RibbonName").Value, rs("RibbonXml").Value
rs.MoveNext
Wend
rs.Close
Set rs = Nothing
End If
Next i
db.Close
Set db = Nothing
End Function
サポートとフィードバック
Office VBA またはこの説明書に関するご質問やフィードバックがありますか? サポートの受け方およびフィードバックをお寄せいただく方法のガイダンスについては、Office VBA のサポートおよびフィードバックを参照してください。