Application.CodeContextObject プロパティ (Access)
CodeContextObject プロパティを使用して、マクロまたは Visual Basic コードが実行されているオブジェクトを決定します。 読み取り専用 オブジェクト 。
構文
式。CodeContextObject
expressionApplication オブジェクトを 表す変数。
注釈
CodeContextObject プロパティは Microsoft Office Access によって設定され、すべてのビューで値の取得のみ可能です。
Screen オブジェクトの ActiveControl、ActiveDatasheet、ActiveForm、ActiveReport の各プロパティは、常にフォーカスがあるオブジェクトを返します。 フォーカスがあるオブジェクトは、マクロまたは Visual Basic コードが現在実行されているオブジェクトである場合とそうでない場合があります。たとえば、Visual Basic コードが非表示フォームの Timer イベントで実行されている場合などです。
例
次の例では、 CodeContextObject プロパティを関数で使用して、エラーが発生したオブジェクトの名前を識別します。 エラー メッセージの本文と共に、オブジェクトの名前をメッセージ ボックスのタイトルとして使います。 ここでは、コマンド ボタンの Click イベント プロシージャの中で Error ステートメントを使ってエラーを生成します。
Private Sub Command1_Click()
On Error GoTo Command1_Err
Error 11 ' Generate divide-by-zero error.
Exit Sub
Command1_Err:
If ErrorMessage("Command1_Click() Event", vbYesNo + _
vbInformation, Err) = vbYes Then
Exit Sub
Else
Resume
End If
End Sub
Function ErrorMessage(strText As String, intType As Integer, _
intErrVal As Integer) As Integer
Dim objCurrent As Object
Dim strMsgboxTitle As String
Set objCurrent = CodeContextObject
strMsgboxTitle = "Error in " & objCurrent.Name
strText = strText & "Error #" & intErrVal _
& " occurred in " & objCurrent.Name
ErrorMessage = MsgBox(strText, intType, strMsgboxTitle)
Err = 0
End Function
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