BoundValue プロパティ
コントロールがフォーカスを受け取ったときに、そのコントロールの値が含まれます。
構文
object.BoundValue [= Variant ]
BoundValue プロパティの構文には、次の指定項目があります。
指定項目 | 説明 |
---|---|
object | 必須です。 有効なオブジェクトです。 |
Variant | 省略可能。 コントロールの現在の状態またはコンテンツです。 |
設定
コントロール | 説明 |
---|---|
CheckBox | 項目が選択されているかどうかを示す整数値で、値は以下のようになります。 Null。 項目が null 状態であり、選択もクリアもされていません。 -1 True。 項目が選択されていることを示します。 0 False。 項目がクリアされていることを示します。 |
OptionButton | CheckBox と同じです。 |
ToggleButton | CheckBox と同じです。 |
ScrollBar | Max プロパティと Min プロパティで指定されている値の間の整数です。 |
SpinButton | ScrollBar と同じです。 |
ComboBox、ListBox | 現在選択されている行の BoundColumn の値です。 |
CommandButton | 常に False です。 |
MultiPage | 現在のアクティブ ページを示す整数です。 ゼロ (0) は、最初のページを示します。 最大値は、ページの数よりも 1 小さい値です。 |
TextBox | 編集領域内のテキストです。 |
解説
BoundValue は、フォーカスがあるコントロールに適用されます。
BoundValue プロパティと Value プロパティのコンテンツは通常は一致しています。 ユーザーがコントロールを編集して値を変更すると、BoundValue と Value のコンテンツは、変更が確定されるまで異なった状態となります。
ユーザーがコントロールの値を変更すると、複数の処理が行われます。 たとえば、ユーザーが TextBox のテキストを変更した場合は、次のようなイベントが発生します。
Change イベントが開始されます。 この時点で、Value プロパティには新しいテキストが含まれ、BoundValue には変更前のテキストが含まれます。
BeforeUpdate イベントが開始されます。
AfterUpdate イベントが開始されます。 BoundValue と Value の値は再び一致し、新しいテキストを含むようになります。
BoundValue は、複数選択のリスト ボックスでは使用できません。
関連項目
サポートとフィードバック
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