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Array 関数

配列を含む Variant を返します。

構文

Array(arglist)

必須 の arglist引数 は、 バリアント型 (Variant) に含まれる配列の要素に割り当てられる値のコンマ区切りのリストです。 引数を指定しない場合は長さ 0 の配列が作成されます。

解説

配列の要素を参照するために使用される表記は、変数 名とそれに続く括弧で構成され、括弧の中には目的の要素を示すインデックス番号が入ります。

次の例では、最初のステートメントにより、Variant として「A」という名前の変数が作成されます。 2 つ目のステートメントにより、変数 A に配列が割り当てられます。 最後のステートメントにより、2 つ目の配列要素に含まれる値が別の変数に割り当てられます。

Dim A As Variant, B As Long, i As Long
A = Array(10, 20, 30)  ' A is a three element list by default indexed 0 to 2
B = A(2)               ' B is now 30
ReDim Preserve A(4)    ' Extend A's length to five elements
A(4) = 40              ' Set the fifth element's value
For i = LBound(A) To UBound(A)
    Debug.Print "A(" & i & ") = " & A(i)
Next i

Array 関数を使用して作成した配列の下限は、Array がタイプ ライブラリの名前で修飾 (VBA.Array など) されていない限り、Option Base ステートメントで指定した下限によって決まります。 タイプ ライブラリの名前で修飾されている場合は、ArrayOption Base の影響を受けません。

注:

配列として宣言されていない Variant には、配列を含めることができます。 Variant 変数には、固定長の文字列とユーザー定義の型を除き、あらゆる型の配列を含めることができます。 配列が含まれている Variant は要素の型が Variant の配列とは概念的に異なりますが、配列要素には同じ方法でアクセスされます。

この例では、 Array 関数を使用して、配列を含む Variant を返します。

Dim MyWeek, MyDay
MyWeek = Array("Mon", "Tue", "Wed", "Thu", "Fri", "Sat", "Sun")
' Return values assume lower bound set to 1 (using Option Base
' statement).
MyDay = MyWeek(2)    ' MyDay contains "Tue".
MyDay = MyWeek(4)    ' MyDay contains "Thu".

関連項目

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