initialize 機能と onReady 機能をデバッグする
注:
この記事では、 Office アドインの初期化に精通していることを前提としています。
Office.initialize 関数と Office.onReady 関数のデバッグのパラドックスは、デバッガーは実行中のプロセスにのみアタッチできますが、デバッガーをアタッチする前に、アドインのランタイム プロセスが起動するとすぐに実行されます。 ほとんどの場合、デバッガーがアタッチされた後にアドインを再起動しても役に立ちません。アドインを再起動すると、元のランタイム プロセス とアタッチされたデバッガーが 閉じられ、デバッガーがアタッチされていない新しいプロセスが開始されるためです。
幸いなことに、例外があります。 これらの関数は、次の手順でOffice on the webを使用してデバッグできます。
- アドインOffice on the webをサイドロードして実行します。 これは通常、アドインの作業ウィンドウを開くか 、関数コマンドを実行することによって行われます。 アドインは、デスクトップ Office と同様に別のプロセスではなく、ブラウザー プロセス全体で実行されます。
- ブラウザーの開発者ツールを開きます。 これは通常、F12 キーを押すことによって行われます。 ツールのデバッガーがブラウザー プロセスにアタッチされます。
- または
Office.onReady
関数のコードに必要に応じてブレークポイントをOffice.initialize
適用します。 - 手順 1 で行ったのと同じように、アドインの作業ウィンドウまたは関数コマンドを再起動します。 このアクションは、ブラウザー プロセスやデバッガーを閉じ ません 。 または
Office.onReady
関数がOffice.initialize
再び実行され、ブレークポイントで処理が停止します。
ヒント
詳細については、「Office on the webでのアドインのデバッグ」を参照してください。
関連項目
GitHub で Microsoft と共同作業する
このコンテンツのソースは GitHub にあります。そこで、issue や pull request を作成および確認することもできます。 詳細については、共同作成者ガイドを参照してください。
Office Add-ins