プロバイダー開発のためのベスト プラクティス
Outlook Social Connector 2013 (OSC) プロバイダーを開発するときは、次のプラクティスに従う必要があります。
セキュリティ上の理由から、インターネット経由でサーバーと通信するプロバイダーは、HTTPS (Hypertext Transfer Protocol (HTTP) with Secure Socket Layer (SSL)) プロトコルを使用する必要があります。 そうしないと、メール アドレス、ソーシャル ネットワーク アクティビティ、およびその他のユーザー データが転送中に傍受または公開されるリスクがあります。
サード パーティのソーシャル ネットワーク用の OSC プロバイダーを開発する場合、プロバイダーはソーシャル ネットワークのサービス利用規約に従う必要があります。
プロバイダー ダウンロード パッケージのサイズを最小限に抑えるには、C++ などのネイティブ コンパイラまたは COM コンポーネントを構築できるその他のツールを使用してプロバイダーをビルドします。
プロバイダーで、ソーシャル ネットワークに送信される一意のユーザー エージェントを作成して、プロバイダーがソーシャル ネットワークに対して行った呼び出しを追跡します。
ISocialProvider::GetCapabilities メソッドは、プロバイダーの機能を取得するために、インターネット経由でソーシャル ネットワークを呼び出すことに依存しないでください。 たとえば、ユーザーは Outlook をオフラインで起動できます。OSC が GetCapabilities を 呼び出し、ネットワーク接続がない場合、 GetCapabilities 呼び出しは有効な 機能 XML を返しません。 ベスト プラクティスは、プロバイダーに 機能 XML をリソースとして格納することです。
OSC プロバイダーは、ソーシャル ネットワークへの大量の呼び出しを生成できます。 ソーシャル ネットワークのサービス条件に応じて、友人を Outlook フォルダーにキャッシュして、OSC からプロバイダーへの呼び出しの数を減らし、プロバイダーからソーシャル ネットワークへの呼び出しの数を減らすことを検討してください。
Office 2013 は、32 ビット版と 64 ビット 版の両方で使用できます。 Office 2010 より前のバージョンの Office は、32 ビット バージョンでのみ使用できます。 64 ビット Windows での Office 2013 の既定のインストールは 32 ビットです。 64 ビット版 Office 2013 でインストールされている OSC の 64 ビット バージョンをサポートする場合は、プロバイダーの 64 ビット バージョンもリリースする必要があります。