PidTagRtfCompressed 標準プロパティ
適用対象: Outlook 2013 | Outlook 2016
通常は圧縮形式のメッセージ テキストのリッチ テキスト形式 (RTF) バージョンが含まれます。
プロパティ | 値 |
---|---|
関連するプロパティ: |
PR_RTF_COMPRESSED |
識別子: |
0x1009 |
データの種類 : |
PT_BINARY |
エリア: |
電子メール |
注釈
このプロパティには、 PR_BODY (PidTagBody) プロパティと同じメッセージ テキストが RTF に含まれています。
RTF のメッセージ テキストは通常、圧縮形式で格納されます。 ただし、一部のシステムでは、書式設定されたテキストが圧縮されません。 それに対応するために、MAPI は、非圧縮 RTF を識別するためのストリーム ヘッダーの dwMagicUncompressedRTF 値と、非圧縮 RTF を格納できることを示すメッセージ ストアのPR_STORE_SUPPORT_MASK (PidTagStoreSupportMask) のSTORE_UNCOMPRESSED_RTF フラグを提供します。
このプロパティの内容を取得するには、OpenProperty を呼び出し、MAPI_READ フラグを指定して WrapCompressedRTFStream を呼び出します。 このプロパティに書き込むには、 MAPI_MODIFY フラグと MAPI_CREATE フラグを使用して開きます。 これにより、新しいデータによって古いデータが完全に置き換えられ、ストアの更新の最小数を使用して書き込みが実行されます。
RTF をサポートするメッセージ ストアでは、メッセージ テキスト内の空白に対する変更は無視されます。 PR_BODYが初めて格納されると、メッセージ ストアもこのプロパティを生成して格納します。 IMAPIProp::SaveChanges メソッドが後で呼び出され、PR_BODYが変更された場合、メッセージ ストアは RTFSync 関数を呼び出して RTF バージョンとの同期を確保します。 空白だけが変更された場合、プロパティは変更されません。 これにより、メッセージが RTF 対応以外のクライアントとメッセージング システムを通過する場合に、有害でない RTF 形式が保持されます。
関連リソース
プロトコル仕様
関連するExchange Serverプロトコル仕様への参照を提供します。
メッセージ オブジェクトと添付ファイル オブジェクトを処理します。
RTF メッセージ本文の圧縮ストリームをエンコードしてデコードします。
メッセージと添付ファイルの RTF 本文プロパティ内に追加のコンテンツ形式 (HTML など) をカプセル化します。
ヘッダー ファイル
Mapidefs.h
データ型の定義を提供します。
Mapitags.h
代替名として一覧表示されるプロパティの定義が含まれます。