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ITableData::HrGetView

適用対象: Outlook 2013 | Outlook 2016

IMAPITable 実装へのポインターを返すテーブル ビューを作成します。

HRESULT HrGetView(
  LPSSortOrderSet lpSSortOrderSet,
  CALLERRELEASE FAR * lpfCallerRelease,
  ULONG_PTR ulCallerData,
  LPMAPITABLE FAR * lppMAPITable
);

パラメーター

lpSSortOrderSet

[in]テーブル ビューの並べ替え順序を記述する並べ替え順序構造体へのポインター。 lpSSortOrderSet パラメーターに NULL が渡された場合、ビューは並べ替えられません。

lpfCallerRelease

[in]ビューを解放するときに MAPI が呼び出す CALLERRELEASE プロトタイプに基づくコールバック関数へのポインター。 lpfCallerRelease パラメーターに NULL が渡された場合、ビューのリリース時に関数は呼び出されません。

ulCallerData

[in]新しいビューで保存し、 lpfCallerRelease が指すコールバック関数に渡す必要があるデータ。

lppMAPITable

[out]新しく作成されたビューへのポインターへのポインター。

戻り値

S_OK

ビューが正常に作成されました。

注釈

ITableData::HrGetView メソッドは、lpSSortOrderSet パラメーターが指す順序で並べ替えられた、テーブル内のデータの読み取り専用ビューを作成します。 カーソルは、ビューの最初の行の先頭に配置されます。 ビューにアクセスするための IMAPITable インターフェイスの実装が返されます。

サービス プロバイダーは、クライアントにテーブルへのアクセス権を付与する必要があるときに HrGetView を呼び出します。 HrGetView によってビューが作成され、 IMAPITable ポインターが返されます。 サービス プロバイダーは、ポインターをクライアントに渡します。 クライアントがテーブルを使用して終了し、 その IUnknown::Release メソッドを呼び出すと、 HrGetView、lpfCallerRelease パラメーターによって指されるコールバック関数を呼び出します。

サービス プロバイダーが、カスタマイズされた列セットまたは制限があるビューをクライアントに返す必要がある場合、プロバイダーは、クライアント アクセスを許可する前に、ビューの IMAPITable::SetColumns メソッドと IMAPITable::Restrict メソッドを呼び出すことができます。

関連項目

CALLERRELEASE

IMAPITable : IUnknown

SSortOrderSet

ITableData : IUnknown